業界記事

昭和に推進業務委託/成田市/吉倉地区周辺のまちづくり/事業化へ手法、区域検討

2019-06-11

 成田市都市部市街地整備課は、今月7日に「吉倉地区周辺まちづくり事業化推進業務委託」の一般競争入札を開札し、昭和(千葉支社・千葉市中央区新町1―17)に委託することを決めた。入札には同社1者が参加した。委託期間は2020年3月25日まで。委託金額は予定価格1500万円(消費税抜き)に対し、最低制限価格と同額の955万1000円(同)。
 同業務は、昨年度実施した「吉倉地区周辺まちづくり基本調査業務委託」をベースに策定したまちづくり基本構想をもとに、権利調査や関係権利者の意向調査を実施し、事業化に向けて権利者の意向を確認する。そのうえで、基本構想を見直し、事業手法や区域を検討。地元の意向を反映した基本構想を作成する。
 調査範囲は吉倉地区周辺の約105haを対象とする。主な業務内容は①権利者調査②権利者意向調査③関係権利者説明会④事業化区域の検討など。
 権利者調査は、土地の所有状況や権利状態を確認。権利者意向調査では、アンケートなどにより地元の将来の土地活用の意向を調査し、将来への不安や課題を把握。昨年度で実施した基本調査に基づく基本構想の修正に向けた基礎資料を整理する。そのうえで、権利者意向調査の結果を受け、基本構想の見直しや事業手法・区域の検討を行い、地元の意向を反映した基本構想を作成する。
 吉倉地区のまちづくりは、成田国際空港のさらなる機能強化や、市が目指す大学病院と連携した医療関連産業の集積等に伴う新たな開発需要や人口増加に対応するため、成田都市計画マスタープランに掲げる吉倉地区の鉄道構想駅周辺から、畑ヶ田地区で建設が進む国際医療福祉大学成田病院までの周辺区域を対象に、都市機能や住環境などの基盤を新たに整備し、未来を見据えたまちづくりを戦略的に推進することを目指している。
 昨年度の基本調査では、鉄道構想駅周辺は定住人口を確保するための住居系・商業系の土地利用、成田病院周辺は国内外へのアクセスの優位性を生かせる医療関連産業などによる業務系の土地利用を目指す方針が示された。事業手法では、鉄道構想駅周辺は市街化区域に編入し、組合施行による土地区画整理事業、成田病院周辺は、組合施行による土地区画整理事業のほか、地区計画による土地区画整理事業や民間開発誘導型の開発行為などを想定した。基本調査は昭和が担当した。

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