業界記事

日産技術コンサルに委託/東総広域組合の広域ごみ処理/中継施設の基本設計/発注仕様書案の作成等

2019-06-06

 東総地区広域市町村圏事務組合(旭市ハの612―1、管理者・明智忠直旭市長)は、先月29日に開札した「広域ごみ処理施設建設に係る構成3市中継施設整備基本設計業務」の入札結果を公表した。入札には日産技術コンサルタント、八千代エンジニヤリング、ウエスコ、建設技術研究所の4社が参加し、日産技術コンサルタント(千葉事務所・千葉市中央区椿森2―14―16)が1270万円(消費税抜き)で落札した。予定価格は1872万1000円(同)だった。委託工期は2020年3月27日まで。
 同業務は、20年度に予定している中継施設等設計・施工者選定手続きを進めるための発注仕様書案の作成、資料の整理及び事業費の算出等を行う。
 中継施設は、広域ごみ処理施設の稼働に伴って運転を停止する、既存の①銚子市清掃センター(銚子市西小川町4839)②旭市クリーンセンター(旭市ニの5938―1)③匝瑳市ほか二町環境衛生組合松山清掃工場(匝瑳市松山107)の3つの清掃工場を改修し、整備する計画。
 基本設計は、各清掃工場の竣工年度、施設規模、搬入車両台数など基本条件が異なるため、それぞれの特徴を把握したうえで、基本計画に基づいてまとめる。
 主な業務内容は▽基本条件の整理▽関係法令の整理▽計画処理量・施設規模の算定▽公害防止対策▽中継設備の配置・動線計画▽既存3清掃工場の改修計画▽既存3清掃工場改修工事期間中の受入方法の検討▽発注仕様書案の作成▽概算事業費の算出▽整備・管理運営計画(事業形態の検討を含む)▽概算維持管理費の算出▽事業工程表――などとなる。
 改修計画では、基本計画をもとに、既存3清掃工場の解体範囲、活用範囲を検討し、活用する部分について必要な補修内容を整理。整備・管理運営計画では、事業の発注方法、事業の範囲及び運営までを一括で発注するDBO方式等の検討を行う。
 見積徴収業者に対して事業形態に関するアンケート調査を実施するとともに、総合評価方式やプロポーザル方式等の発注方法についても検討する。
 発注方法では、3施設個別発注か一括発注かなどを検討。事業範囲では、建設・運営・広域施設までの運搬のどこまでを事業範囲とするかなどについて検討する。基本計画の策定支援業務は八千代エンジニヤリングが担当した。
 このほか、中継施設整備に係る事前調査を実施。清掃工場の改修(一部解体)にあたってアスベスト調査を実施する。
 広域ごみ処理施設はDBO方式により整備・運営するもので、昨年度に着工した。建設場所は銚子市野尻町1678番1地先。敷地面積は約4万8000㎡。焼却施設はシャフト炉式ガス化溶融炉で、施設能力が日量198t。ほかにマテリアルリサイクル推進施設を整備。21年4月の稼働を予定している。

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