業界記事

江野一政青年部会会長インタビュー

2019-06-05

 4月26日に開かれた第34回通常総会で、埼玉県電気工事工業組合青年部会の新会長に就任した江野一政氏。前会長の髙橋英之氏ら役員から、その実直な人柄と行動力を認められ、バトンを引き継いだ。「会員減少の抑制が喫緊の課題です。相応の人員がいなければ青年部会は成り立ちません。沼尻芳治理事長を初めとした親会からの指示のもと、青年部会一同が志を一つにして精一杯努力していきたい」と抱負を述べる。
 各分野において担い手の確保・育成が叫ばれて久しい中、電気工事業界においても同様の課題を抱えている。仕事量確保の見通しが不透明な今の経済環境下では、将来を見据えた技術・技能の継承がさらに困難を極めている。
 「人数がいないとどうにもなりません。資金面はもちろんのこと、事業の継続にも支障をきたします」と、会員減少への危機意識をあらわにする。
 「これまで継続してきた事業を第一に、プラスアルファーで何かができればと考えております。前会長である髙橋相談役理事や各副会長らと相談しながら、青年部会の具体的な運営方針を話し合っていきたいと思います」と意気込みを見せる。
 本年度は、青年部会活性化持ち回り役員会をはじめ、スキルアップ研修会、若手人材確保事業などを実施するとともに、『県下工業高校生ものづくりコンテスト電気工事部門』に向けて審査員の派遣などの全面的な支援に取り組む。
 さらに関係団体の各種事業に参加し交流を深めるほか、恒例事業の『森林ボランティア活動』、各地域のボランティアにも積極的に参画。
 また会員同士が仕事のつながりを持てるような意見交換会、経営事項審査研修会など会員のメリットとなるような事業も展開する方針。
 さらに理事長方針である『次世代へ繋ぐ組織改革と人材育成』を視野に、各種取組を模索する。
 「工業高校生との意見交換会には期待しております。この会は電気工事業界の内容を高校生に説明する趣旨ですが、若い人がどういう考えを持っているか聞ける場にできればと思っております。どういった職場であれば働きたいと思うか、是非意見を伺いたいです」と江野氏。
 ボランティアについても「親会から受け継いで10年以上実施している森林ボランティア活動を中心に積極的に取り組んでいきたい」と抱負を語った。
 最後に企業経営について「私は学校を卒業後、父の会社に入社し、この仕事一筋に人生を歩んできました。父から会社を受け継いで7年目。以来、伯父に当たる専務や社員と『継続は力なり』をモットーに日々取り組んでおります。この姿勢を、青年部会の運営にも反映させられれば」と話す。江野氏の実直な人柄が垣間見えた。
 えの・かずまさ。1974年12月5日生まれの44歳。㈲江野電気(東松山市)代表取締役。趣味はドライブ。「ツーリングは良い気分転換」

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