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　国土交通省国営常陸海浜公園事務所は２０１９年度の事業概要をまとめた。管理している国営ひたち海浜公園（ひたちなか市）でプレジャーガーデンエリアで無料遊具の撤去・整備、園内無線システムの整備、樹林地エリア基本設計などを行う。19年度予算は公園整備費４億３６００万円、公園維持管理費９億２７００万円の合計13億６３００万円。
　プレジャーガーデンエリアでは、老朽化している既存の無料遊具（おもしろチューブなど）を撤去し、新たな遊具（ネット遊具、マウンテンスライダーなど）を整備する。
　園内無線システム整備では、開園区域内の各設備で異常が発生した場合、瞬時に把握し管理事務所に通報するためのシステムを整える。
　そのほか樹林エリアの開園へ向けた基本設計、園内区域内の電気設備の地中化、樹林地の整備・管理を行う。
　年度当初の発注計画によると「Ｈ31遊具整備他工事」（遊戯施設整備工、公園施設等撤去・移設工、園路広場整備工、給水設備工、発注規模６０００万円～１億円未満）を第２四半期に発注。「Ｈ31施設改修工事」（園路広場整備工、給水設備工、構造物撤去工、サービス施設整備工、発注規模３０００万円～６０００万円未満）も第２四半期に発注する。
　そのほか「Ｈ31高圧電線敷設工事」（高圧電線地中配線工、地中配管工、高圧架空線撤去、発注規模３０００万円～５０００万円未満）を第３四半期に発注する。
　関東地方整備局が茨城県に通知した直轄事業計画によると、同公園の19年度事業費は４億３６００万６０００円。内訳は工事費３億３２００万円、測量設計費１億４００万円など。
　また現在は同公園の19年度から５年間の運営維持管理業務の民間競争入札の手続きを関東整備局が行っている。対象業務は①業務全体の計画立案およびマネジメント②企画運営管理③施設・設備維持管理④植物管理）⑤収益施設などの設置管理運営。参加対象は役務の提供等Ａ～Ｄ等級の単体または企業体。参加申請は６月18日まで。開札日は10月15日。
　常陸海浜公園は計画面積３５０haで、そのうち２１５・２haを開園している（19年４月１日現在）。全体事業費は４４３億円。