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【統計調査】18年度の建設工事受注高は87兆円に迫る

2019-05-16

 国土交通省がまとめた2018年度の建設工事受注動態統計調査報告によると、受注高は86兆9379億円で、前年度比4・3%増となった。公共機関からの受注は減少したものの、民間等からの受注が好調で、全体として87兆円に迫る受注高を記録した。
 元請受注高は60兆2323億円で前年度比4・2%増、下請受注高は26兆7056億円で同比4・5%増に。
 1件500万円以上の公共機関からの受注工事額は14兆8302億円で前年度比3・2%の減少に。国の機関、地方の機関がいずれも減少した。
 民間は建築・建築設備工事の1件5億円以上の工事受注額が11兆6221億円となり、前年度比16・6%増加した。住宅、事務所、工場・発電所の受注が多かった。土木・機械装置等工事の受注額は7兆5717億円で同比10・7%増となり、機械装置等工事の伸びが目立った。
 業種別では、前年度比で総合工事業、職別工事業、設備工事業がいずれも増加している。
 また3月単月の受注高は12兆9024億円で、前年同月比30・2%増加した。元請受注高は10兆1295億円で同比38・4%増と2カ月ぶりの増加に。下請受注高は2兆7728億円で同比7・0%増、3カ月連続増加した。前年同月比で1件500万円以上の公共機関からの受注工事は12・8%増となり、民間等からの受注工事は同比50・6%増だった。

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