業界記事

東関道は函渠工や下部工/19年度主要事業

2019-05-08

 国土交通省常総国道事務所は2019年度の事業概要をまとめた。事業費は120億2600万円(諸費等を除く)。東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田間)には83億9700万円を計上し、調査設計、用地買収、函渠工、改良工、跨道橋工、橋梁下部工を推進する。国道6号牛久土浦バイパスには36億900万円を配分し、用地買収や改良工などを推進する。

 19年度の事業概要は次のとおり。
 【東関東自動車道水戸線(潮来~鉾田)】
 東関道水戸線の潮来~鉾田(潮来市延方~鉾田市飯名、L30・9㎞)の全体事業費は710億円。常総国道事務所と常陸河川国道事務所が分担して整備を進めており、常総国道の19年度事業費は83億9700万円。調査設計、用地買収、函渠工、改良工、跨道橋工、橋梁下部工などを実施する。
 年度当初の発注計画によると、施工場所が潮来市の案件では「H31前川地区改良工事」(函渠工1基、固結工3990立方mほか、発注規模2億円~3億円未満)を第1四半期に発注。「H31築地地区地盤改良工事」のその1(固結工、径1600㎜、L5m~13m、500本)、その2(固結工、径1600㎜、L11m、340本、バーチカルドレーン、L10m、270本)は第2四半期に発注。施工場所が行方市の案件では「H31山田川橋下部その1工事」(橋台1基、発注規模1億円~2億円未満)などを発注する。
 関東地方整備局が茨城県に通知した事業計画によると、19年度当初の同区間の事業費は89億7700万円。内訳は工事費65億2800万円、測量設計費8億5400万円、用地費および補償費15億9500万円。進捗率は19年3月末時点で用地が約89%、事業が約67%。
 【圏央道】
 常総国道の担当区間は坂東IC~大栄JCT間。19年度は坂東IC~つくば中央IC、稲敷IC~大栄JCTで調査設計を推進する。事業費は2000万円。
 なお常総国道事務所関係の予算とは別に、財政投融資を活用して現行2車線の久喜白岡JCT~大栄JCT間の4車線化事業を実施する。
 【国道6号牛久土浦バイパス】
 牛久市遠山町~土浦市中の15・3㎞が対象。全体を3期に分けて整備を進めている。全体の19年度事業費は36億900万円。
 Ⅰ期の牛久市遠山町(現道)~牛久市城中町(都市計画道路城中田宮線)の約1・3㎞では埋蔵文化財調査、用地買収、改良工、根古屋川橋上部工を推進。関東整備局が県に通知した事業計画によると、19年度事業費は11億6900万円。
 年度当初の発注計画によると「H31根古屋川橋第3橋上部工事」(工場製作工250t、工場塗装工2700㎡、架設工1式、合成床版工1200㎡、橋梁付属物工1式、発注規模3億円~6億8000万円未満)を第2四半期に発注する。
 Ⅱ期のつくば市高崎~西大井(約1・9㎞)、土浦市中村西根~中(約2・7㎞)では調査設計、用地買収、改良工を行う。関東整備局が県に通知した事業計画によると、19年度事業費は22億4000万円。
 Ⅲ期は18年度に新規事業化。牛久市城中町~つくば市高崎(5・5㎞)が対象で、全体事業費は約380億円。19年度は調査設計を実施する。関東整備局が県に通知した事業計画によると、19年度事業費は2億円。


【表=19年度事業費】

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