業界記事

杭、機械、電気を5月下旬から順次/大萱団地A-1棟建設/選定委

2019-05-08

 県建築住宅課の建設工事請負人等選定委員会が4月26日に開かれ、県営住宅大萱団地A-1棟建設に係る杭、電気設備、機械設備工事や、県営住宅常盤上一団地2号棟実施設計など、建設工事6件と委託業務3件について入札参加資格要件を決めた。5月上旬~6月上旬にかけて施設課から順次公告となる。発注規模は工事が税込み予定価格1億6000万円未満、委託が同2000万円未満。
 大萱団地建替事業(伊那市西箕輪)では、1963~67年に建設された平屋の市営住宅132戸と平屋および2階建ての県営住宅76戸を県営住宅大萱団地2棟72戸として建て替える。事業期間は2019~27年度で、総事業費は23億円。
 A-1棟はRC造4階建て、24戸、延べ1803㎡。杭と機械設備の入札方式は総合評価落札方式(工事成績等簡易型)、電気設備は受注希望型競争入札。建築工事については5月13日に開催予定の建設部請選(対象は税込み予定価格1億6000万円以上5億円未満)で審議される。公告予定時期は杭が5月下旬、機械設備が6月初旬、電気設備が6月上旬。
 設計はA-2棟(RC造4階建て、20戸)と合わせてアーキディアック(松本市)が担当。先行して発注した第1工区解体工事はスワテック建設(諏訪市)が2068万円で落札している。
 今請選では、A-1棟建設の工事監理業務を総合評価落札方式(技術者実績等簡易型)で発注することも決めた。公告予定時期は5月下旬。

■常盤上一団地2号棟設計は5月下旬
 県営住宅常盤上一団地2号棟実施設計(大町市常盤)も総合評価落札方式(技術者実績等簡易型)を採用。公告は5月下旬を予定している。業務内容はRC造4階建て、24戸、延べ約2200㎡の住棟、附帯施設、外構の実施設計で、履行期間は150日。基本要件は建築コンサルタント、県内本店、所属一級建築士3人以上。
 また、前年度に初弾工事を実施した県営住宅笹部弥生団地ほかリノベーション住戸改修の本年度工事も今請選で審議。受注希望型競争入札で5月末にも公告する。基本要件は建築737点以上、南信または中信地域本店。
 なお、初弾工事は17年度に発注したが参加者がなく年度内の実施を見送り。改めて18年度に発注した工事も1回目、2回目はともに参加者がなく、地域要件を全県に広げた3回目で北部建設(飯綱町)が2370万円(税別)で落札した。公営住宅室は「ぜひ積極的に参加してほしい」と話している。

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