業界記事
10月から2期測量/伊佐沼公園整備の4.6ha
2005-06-30
川越市は、伊佐沼公園整備について、今年度は4・6ha面積を対象とする第2期用地測量を行う。範囲内には水田が多くあるため、10月頃から着手する。当初予算には1500万円の委託料を計上した。
伊佐沼公園は、既存の公園2・9haを13・5haへ拡張して、自然ふれあい・健康・運動などの機能を持つ施設に仕上げる。土地利用は伊佐沼周辺に遊歩道を置き、公園内を4つにゾーニング、一体化を図る。全体計画は5期15か年の工程で、1期をそれぞれ3か年とする内容。各事業ごとに認可を取ることになる。
16年度には、1期測量を、1工区が神戸測量設計事務所(川越市、電話049-245-5838)に、2工区が小野測量設計事務所(川越市、電話049-243-5435)の担当で手掛けた。
公園の計画区域は伊佐沼地内、伊佐沼の東側に隣接する2つの都市公園区域と、西側に隣接する既存公園およびその北側。
基本計画策定業務は、東京ランドスケープ研究所(さいたま市、電話048-855-8833)が13年度にまとめた。
同計画では、4つのゾーンごとに整備を進める分割式とし、新規となる3ゾーンは<1>自然ふれあいゾーン(2~3期)<2>遊びと健康のゾーン(3~4期)<3>花のエントランスゾーン(4期)の順に手掛ける。それらに先立ち、1期では住民説明、土地調査・測量、都市計画決定、全体基本設計を実施する。
営繕は自然ふれあいゾーンに(仮称)自然ふれあい館が、花のエントランスゾーンに温浴健康施設が配置。自然ふれあい館は、機能・デザインの両方で、公園の核となる施設。自然科学館と緑化センターの役割を果たすもの。施設構成は、1階にエントランスホール、中庭、インフォメーションコーナー・事務室、便所、軽食レストラン・オープンデッキ、自然科学館展示ホール・情報コーナー、体験学習室、映像室、機械室ほか。2階には収蔵庫、会議室・講習教室、展望休憩コーナーなどを置く。さらに屋上庭園、展望テラス、太陽光発電、地下雨水貯留槽も計画している。
18年度は調査結果をもとに、地元との合意形成を図り、早期の都市計画決定を目指す。
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