業界記事

21日から証明書登録/電子入札概要まとまる

2005-06-30

 県は8月中に本格稼動する「公共工事等電子入札共同システム」の概要をまとめた。「電子認証・利用者登録」「画面遷移」「調達案件の検索」「電子入札のフロー」「建設工事等の入札参加資格の変更等に係る手続き」「今後の日程」からなっている。電子入札画面では電子入札システム、入札情報公開システム、申請受付システムの項目に分かれる。7月21日から電子証明書の登録とヘルプデスクの設置を開始する。
 同電子入札共同システムは、埼玉県をはじめ25市町が参画し、インターネットを通じて応札者、県民が情報を共有化し利便性の高い方式となっている。システム機能は<1>電子入札<2>入札参加申請受付<3>入札情報公開システムからなる。特に<3>は発注情報、公告文の閲覧、発注図書のダウンロードができることが最大の特徴。
 電子証明書から見ていくと、電子入札においては証明書が必要となり、指名通知の受理、入札所や見積書の送信、入札結果の閲覧などすべての機能で必要となる。
 電子証明書の購入にあたっては、コアシステム対応民間認証局とする。認証事業社名はNTTアプリエ、ジャパンネット、帝国データバンク、東北インフォメーションシステムズ、日本商工会議所、日本電子認証、四国電力、中電シーテイーアイ、ミロク情報サービスから選択する。
 利用者登録する場合の注意では、業者番号、商号、ユーザID、パスワードの4項目すべてを入力後、資格審査情報を検索する。商号の記入では、すべて全角で60文字以内とし、例えば「(株)○○建設」と(株)や(有)などを略さないことなど記している。
 電子入札関連の画面遷移では、「埼玉県電子入札総合案内のページ」にたどり着くと、「電子入札」「入札情報公開」「申請受付」の3システムが紹介される。
 電子入札システムは、調達機関・工事、物品、選択画面から始まり、利用者登録/電子入札選択画面、メインメニュー、調達案件検索画面と続く。
 入札情報公開システムでは、調達機関・工事、業務選択画面から始まり、発注見通し、発注情報、指名入札案件情報、入札・見積結果情報などが出る。
 申請受付システムは、工事か物品の選択画面、その後変更申請書作成・更新申請書作成・パスワード更新と進む。
 最も業者が気になる調達案件の検索は、指名競争入札の場合では「指名通知書到着のお知らせ」というタイトルでメールが届く。その下には電子入札システムにて通知書を確認するようにとの文言が続き、具体的には調達案件名、企業ID、登録名称、指名通知書発行日時が記される。
 電子入札方式は標準の一般競争、ダイレクト一般競争、標準の公募型指名競争、技術審査の公募型競争、意向反映型指名競争、指名競争、随意契約。
 特殊な操作の場合も示している。同価格入札の場合は電子くじを採用し、入札書提出時に3桁の任意数字を記入することになる。
 スケジュールは、7月から電子入札説明会が始まり、7月21日から電子証明書の登録の開始さらにはヘルプデスクも設置する。8月中旬から電子入札を開始する。
 問い合わせは(電話048-830-2720)まで。

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