業界記事
井田起業が予備設計/国道254号にバイパス計画
2005-06-29
本庄県土整備事務所は、国道254号の野中交差点付近で発生する、交通渋滞の抜本的な解消に向け、バイパス的な機能を持たせた、新たなルートについて検討を進めている。このほど、井田起業(児玉町、電話0495-72-5100)に、測量および道路予備設計業務を委託した。地元の協力を得て、事業を推進する方針。
対象となるのは、美里町猪俣地内。野中交差点は、254号が直角に曲がる交差点で、小前田児玉線、本庄寄居線の2県道と交差している。朝夕のラッシュ時や土日には、児玉方面や寄居方面からの交通が集中し、慢性的な渋滞を引き起こしている。このため、普通車輌を中心に、渋滞か所を迂回、周辺町道などに流入している。
県ではこれらの状況から改善方策を検討し、バイパス化へ方向性を絞っている。ルートイメージは、児玉方向から、セブンイレブン付近から、現道をショートカットするようにルートを振り、農産物直売所方面を連絡する形を考えており、地元と調整していく。
新ルート整備は、交通渋滞および生活道路への通過車輌の進入を解消を図ることができ、大きく期待される。
業務では、線形について予備設計を実施するもので、地元の協力を得ながら、ルートを固めていきたい考えを示している。現状では、想定延長などは決まっていないが、図上では1500m程度になるもよう。
なお、今年度は先行して道路調査検討を、国際開発コンサルタンツ(さいたま市、電話048-825-2253)に委託。野中交差点付近を対象に、現況交通量の調査、現状と将来のOD表の作成および交通解析を実施している。
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