業界記事
実施設計は長大へ/摺渕橋架け替えで
2005-06-29
国土交通省利根川水系砂防事務所は、一級河川片品川に架かる摺渕橋の架け替え工事を計画しており、このほど実施設計業務を長大(東京都中央区日本橋蛎殼町1-20-4電話03-3639-3301)へ委託した。履行期限は、年内をメドとしており、18年度からの工事着手を目指す。
同工事は、同事務所が整備を促進している摺渕床固群の護岸工の事業計画から浮上、現橋から上流側へL200m程度上った部分に新たに架け替えるもの。
新橋は、3スパンPCポストテンション連結桁橋で、橋長は、L92m、W10mの2車線道路(下流側にのみ、2・25mの歩道設置)。下部工形式は、逆T式橋台の直接基礎。橋脚は、張り出し式の小判柱型を予定している。なお、現橋は、全長84m、幅員4・1mの6スパンRC箱桁橋で、下部は、逆T式橋台の直接基礎となっている。さらに、取り付け道路として村道摺渕花咲線の改良工事も行う計画で、L300m、W4・1mの整備を実施する。
予備設計は、利根コンサルタント(埼玉県さいたま市大宮区宮町4-149-3電話048-657-9181)が作成した。
同事業は、同事務所が片品村から事業を受託したもので、今年度中に同村と協定を結び、受託への手続きを進める考え。スケジュールとしては、18年度から下部工の整備とそれに伴う護岸工に着手、19年度に上部工と同線の改良工事を行い、2か年での完成を目指している。
現道は、ヘアピンカーブをしており、積雪時の車両の運転等に支障をきたしている。そのため、同線も改良し、安全性を高める。
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