業界記事

9月着工へ事前協議/西川口駅S造5F5000㎡強に

2005-06-27

 東日本旅客鉄道(株)大宮支社(さいたま市大宮区錦町434-4、電話048-642-7392)は、京浜東北線西川口駅(川口市並木2-20-1)の増改築および改修工事を計画している。現在、地元川口市と事前協議中で、地元調整が順調に進めば9月に着工、19年3月までに整備を完了したい意向である。
 設計は、(株)JR東日本建築設計事務所(渋谷区代々木2-2-6、電話03-5371-3172)が担当。7月にも建築確認申請の手続きに入る予定。
 工事発注は、同社の東京工事事務所(前同、電話03-3320-0963)が担当するが、発注方法や発注形態はまだ固まっていない。入札時期は8月頃になる見通し。
 昭和29年9月に開業した同駅舎は、40年代前半に増築後、相当の年数が経過している。そこで、建物の耐震問題や老朽化に加え、駅ビルの活性化を図るため、増改築と改修を実施することにした。
 現駅ビルは、S造3階建て、延べ床面積約3200㎡の規模。1階と2階は店舗(大半が撤退済み)スペース、3階が改札口や券売所などが配置された駅のコンコースで、東西口連絡通路の接続階になっている。
 増改築工事を実施する区域は、駅ビルの東西口連絡通路から、駅長室や市役所出張所などが置かれている、南側部分の1階から3階部分で、ここを全面的に建て替え、S造5階建てにする計画。増築規模は、延べ床面積約2000㎡で、改築および改修区域を含めた全体では、建築面積2365・50㎡、延べ床面積5250・50㎡、高さ20m(軒高19・62m)の計画となっている。敷地面積は3075・28㎡。
 改修区域は、東西口連絡通路北側の駅舎部分を中心とした1階から3階の部分で、内外装工事やや設備工事を実施する。また、改修区域の耐震補強工事については、現在、部分的に進めている。
 また、昇降設備に関しては、東口側には駅用のエレベーターが1基設置されているだけなので、新装する駅ビル内にはエスカレーターを設置する方針。さらに、店舗用のエレベーターも別途増設する計画。
 工事期間中の駅利用にあたっては、仮設階段を設置して対応するが、東口側のエレベーターは使用できなくなる見通し。

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