業界記事
JR東日本が9月発注/ぶどう園踏切拡幅整備へ
2005-06-24
牛久市は22日、ぶどう園踏切拡幅工事に伴う用地測量業務の入札を執行し、JR東日本コンサルタンツ(株)に106万円(税抜額)で委託した。この工事は、対象の踏切を両側歩道付きの幅員12mに拡幅するもの。今年度当初予算には、発注者のJR東日本に対する負担金をメーンとした事業費に約1億6000万円を計上。JRは9月上旬に踏切歩道整備および仮設踏切工事(1億3020万8000円)の入札を執行する方針。これに関連して、市でも軌道敷外工事(404万3000円)を第3四半期に発注する予定だ。
ぶどう園踏切は、駅北側にあたる市道22号線沿いに立地しており、牛久シャトーに関連して名付けられた。
しかし通勤通学者などが増えるにつれ、狭小で東西間の横断に支障を来していたことから、市ではJRと数年前から協議。このほど拡幅することが決まったもの。
工事では、既存踏切の両側に2・75mずつの歩道を設置して、幅員12m道路に拡幅する方針だ。
市では100㎡程度の用地買収作業を進めるとともに、来年2月28日までの251日間で用地測量業務に着手。
このうち今回の用地測量では、作業計画や現地調査を進めながら、4級基準点測量を2点行い、1000㎡を対象に境界確認、土地境界立会確認書の作成、境界測量、用地平面図作成などを実施。15本の用地境界杭も設置する。
一方、工事発注者となるJRは、9月上旬にも入札を執行する方針。施工業者の決定後、10月1日から歩行者と自転車を除いた車両通行止めを行って工事を進めていく意向だ。
これに関連して、市でも第3四半期に軌道敷外工事を約3か月間で行う見通し。
なお市では、JRへの負担金をメーンとした事業費1億5966万8000円を今年度当初予算に予算化。
このうち、JRが発注するぶどう園踏切歩道整備および仮設踏切工事費に1億3020万8000円、市が発注する軌道敷外工事費に404万3000円を計上。
その他の経費として、補償費に1499万5000円、測量委託料に179万6000円、用地購入費に838万7000円を盛り込んでいる。
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