業界記事

実施要領案を策定/建設部発注業務対象に4月から/ウィークリースタンス

2019-03-16

 県技術管理室は、受発注者が共同で効率的かつ計画的に業務を進めるためのルールを定める「ウィークリースタンス」の実施要領案を策定した。建設部が発注する委託業務(緊急業務、小規模修正業務は除く)を対象に、4月1日以降の入札公告案件から適用する。
 実施要領案は13日に開かれた地域を支える調査・設計業検討会議の全体会議で示された。ウィークリースタンスの取り組みは、成果品の品質確保とワークライフバランスの推進を図り、担い手の確保・育成につなげることが目的。就労環境の改善策として、とりわけ業界から意見の多かった「履行期間の確保」も確認事項の一つとし、必要に応じて履行期間の変更などを柔軟に行うことも明記している。
 基本的なルールは、①水曜日の定時帰宅(水曜日に限らず週1回ノー残業デーを設ける)②週末に作業を依頼し、週初めを提出期限とすることを禁止③十分な作業時間を確保④勤務時間外の作業依頼はしない⑤ワンデーレスポンスの徹底―の5項目。また、これに限らず、業務の効率化や成果品の品質向上につながる取り組み・提案等を設定することもできる。
 実施内容は初回打ち合わせ時に受発注者が協議し決定する。また、業務を進める上での制約事項や業務の中間目標(マイルストーン)についても協議・確認し、履行期間に係る留意点を共通認識とする。業務実施中は中間打ち合せ時などを利用しフォローアップを行う。確認・協議した結果に基づき、履行期間の変更などを柔軟に行う。
 実施するルールや制約事項などを記載した「ウィークリースタンス実施書」は監督員が作成。協議・確認に用いる「業務スケジュール管理表」等(様式は任意式)は受注者が作成する。業務スケジュール管理表等は、業務計画書に含めて提出する業務工程を兼ねることができる。

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