業界記事
都留IC3者の協定締結/中央道降るインター化で一体整備へ/県施行部公団に委託
2005-06-24
日本道路公団と県、都留市の3者はこのほど、総事業費約20億円を見込み平成21年度の工事完了を計画する中央自動車道都留インターチェンジのフルインター化に関する協定を締結した。施行主体が3者にまたがり、事業の一体性を確保する観点から歩調を合わせて進めていくことなどが内容。このうち県では、県施行部分について高速道路エリア内との判断から同工事を公団に委託して実施していく考えを示しており、近く同方針を最終決定する。市道部分を担当する都留市は、詳細設計まで同公団に委託し進めているものの、工事は市施行とする。
都留インターは現在、大月市方面への乗降のみが可能なハーフIC。このため、中央道富士吉田線の有効利用を図り、これと並行する国道139号の渋滞解消や地域の活性化などが期待できる富士河口湖町方面へ連結するフルインター化が求められていたもの。
整備内容は、現在の2ランプを4ランプとするもので、インター出入り口の進入路が河口湖方面にも利用可能なフルインターチェンジとする。
整備にあたっては、本線を道路公団、本線から都留インター線への接続を県、市道部分を都留市と、それぞれの管理区分に応じた整備が計画されるが、県では同公団に委託した工事施行を考えている。
都留市では、詳細設計を除く補償調査や工事を市で進めていく。
今年度の詳細設計を待って来年度には用地買収作業に着手、同作業が終わるのを待って早期の工事着手を予定していく。
一覧へ戻る