業界記事

食と花の交流センター整備/新市農業構想案作成/大農業都市の実現へ

2005-06-23

 新潟市は、「(仮称)新市農業構想―素案―」を作成、市民から意見募集を開始した。素案では総括テーマを「日本一豊かでにぎわいのある大農業都市の実現」に設定。田園型政令指定都市の将来像を「食と花の都―互恵・循環・環境重視型社会の構築」とし、将来像を実現するための個別テーマと施策の基本方針を提言している。対象期間は平成18年度から26年度まで9か年。主なハード整備では「食と花のにいがた交流センター」や「アグリパーク・国際農業研究センター」の整備等が盛り込まれた。
 素案に盛り込まれた、構想実現に向けた主な取り組み内容は次の通り。
【食と花の都の発信】
▽新市の農産物の発信=食と花の世界フォーラムの開催など
▽(仮称)食と花のにいがた交流センターの整備=鳥屋野潟南部に「食と花のにいがた」を全国に発信するための拠点施設を整備し、田園型政令指定都市のショーウインドウとして、市内外の消費者に新市の豊かな食と農産物、美しい花などを提供する。
▽食料自給率の向上=農産物の生産拡大など
【市民・行政の協働の推進】
▽(仮称)アグリパーク・国際農業研究センターの整備=白根地域に、市民農園や体験農場の整備など、市民の農業体験を充実するための施設や、農業の試験・調査、情報提供等のための農業技術支援施設を整備することにより、新市の農業の振興を図る
▽美しいむらづくりの推進=公募型の集落景観整備事業など
▽大農業都市へ向けた特区等の活用=農業の多角的経営等に関する土地利用規制の緩和など
 注目の交流センターについては、今年度に基本計画策定と用地再取得及び造成工事を進める予定。来る30日には、7・44haを対象とする用地の基礎造成工事に向けた実施設計業務を入札執行する。
 また、アグリパーク及び研究センターについては今年度に基本構想をまとめる見通しだ。
 なお、同市では8月にも「(仮称)田園シンポジウム」を開催し、農業者や市民の声を直接聞く機会を設ける意向。

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