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水道部新庁舎 継続費37億5700万円/柏北部東新設小基本計画/土小学校校舎改良も/柏

2019-02-19

 柏市は18日、2019年度当初予算案の概要を明らかにした。予算規模は、一般会計が前年度比7・9%増の1342億6000万円、特別会計(8会計)が同1・0%増の737億2500万円、企業会計(病院、水道、下水道)が同1・5%減の約297億1394万円で、これらを合わせた予算総額は同4・4%増の約2376億9894万円。一般会計は、借り換え債を除く実質ベースでは同6・9%増の1325億9550万円となる。国の本年度補正予算を活用し、小中学校施設整備費等については本年度2月補正予算に前倒しで計上するなど一体的に編成。一般会計では、土小学校(モデル校)校舎の長寿命化改良工事で総額13億7300万円の継続費(19~20年度)を設定するほか、新規事業の(仮称)柏北部東地区新設小学校整備事業で用地購入費や基本計画策定費等を計上。一方、水道事業会計では、水道部庁舎再整備事業で総額37億5700万円の継続費(19~21年度)を設定する。
 一般会計歳出のうち普通建設事業費は、前年度比29・7%増の157億6357万9000円。補助、単独の内訳は、補助事業費が同3・3%減の75億4319万5000円、単独事業費が同89・0%増の82億2038万4000円。単独事業費は、(仮称)柏北部東地区新設小学校整備事業費、道路新設・改良事業費、教育福祉会館耐震改修事業費等の増で大幅増となった。
 施策体系別に主な事業をみると、「こども未来」では学校トイレの改修で総額1億2000万円の継続費(19~20年度)を設定し、トイレの洋式化等に伴う設計(小中学校11校)、工事・監理委託(小学校2校)を行うほか、学校施設(校舎)の長寿命化対策として土小学校(モデル校)の長寿命化改良工事で総額13億7300万円の継続費(19~20年度)を設定。同改良工事の設計については本年度、千都建築設計事務所(千葉市美浜区真砂3-1-2)へ委託して進めている。
 また、(仮称)柏北部東地区小学校の新設に向けて、用地購入費のほか基本計画策定委託で総額1億7400万円の継続費(19~20年度)、それに地盤調査等委託費800万円を計上。用地については19年度と20年度の2か年で約2万6300㎡(19年度は24億6928万円で約1万5400㎡)を取得する。
 また、「経済・活力」では、手賀沼周辺地域活性化事業委託に4000万円を計上するとともに、公設市場立体駐車場整備で総額10億9800万円の継続費(19~20年度)を設定する。公設市場立体駐車場は本年度、実施設計を田中建築事務所(東京都港区高輪2-16-45)へ委託しており、S造3階建て、延べ約8500㎡の自走式で、普通車300台程度の収容スペースを確保する計画。
 「環境・社会基盤」では、水道事業会計の水道部庁舎再整備事業で総額37億5700万円の継続費(19~21年度)を設定。まず、敷地南側(現ポンプ棟配水池等の位置、敷地面積4310・20㎡)の既存建物等を撤去して新庁舎を建設。完成後に、現在の庁舎を解体撤去し外溝等の整備を行う計画。新庁舎の計画規模はRC造5階建て、延べ5010㎡。ほかに付帯施設として給水車車庫をS造平屋建て、延べ115㎡で整備する。設計は横河建築設計事務所(東京都品川区上大崎2-25-2)が担当。

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