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　習志野市は14日、２０１９年度当初予算案の概要を明らかにした。一般会計の規模は前年度比３・６％増の６３４億８０００万円で、過去最大の予算規模。また、下水道事業会計は公営企業会計へ移行し、１０１億８２６０万円を計上した。一般会計では、旧庁舎解体工事で総額５億５８９４万１０００円（19～20年度）、新消防庁舎建設工事で総額23億７０６０万円（19～21年度）、大久保小学校校舎改築基本計画・基本設計委託で総額９７０３万１０００円（19～20年度）の継続費を設定するとともに、下水道事業会計では鷺沼放流幹線下水道建設工事委託で総額55億円（19～23年度）、津田沼浄化センター改築工事委託で総額13億６９００万円（19～20年度）の継続費を設定。新消防庁舎は、デザインビルドによる入札で清水建設を落札者に決定しており、今月19日に開会する市議会定例会に19年度当初予算案とともに契約議案を提出し、議決後、実施設計を経て着工する。
　一般会計歳出のうち、普通建設事業費は前年度比15・３％減の87億６２３５万円。補助、単独の内訳は、補助事業費が同31・０％減の14億８７１３万６０００円、単独事業費が同11・２％減の72億７５２１万４０００円。大久保地区公共施設再生事業費や（仮称）大久保こども園整備事業費、消防谷津出張所建て替え事業費等の減で、前年度よりも額にして15億８５３４万５０００円下回った。
　こうした中で、旧庁舎解体工事で総額５億５８９４万１０００円（19～20年度）、高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画策定委託で総額７４６万６０００円（19～20年度）、ふれあい橋補修工事で総額２億３６３０万３０００円（19～21年度）、新消防庁舎建設工事で総額23億７０６０万円（19～21年度）、新消防庁舎工事監理委託で総額５４４５６０００円（19～21年度）、防災行政無線デジタル整備工事で総額９８５５万円（19～20年度）、谷津小学校校舎改築空調設備設置工事で総額１億７１０５万１０００円（19～20年度）、大久保小学校校舎改築基本計画・基本設計委託で総額９７０３万１０００円（19～20年度）、文化芸術の推進に関する計画策定委託で総額４８０万円（19～20年度）の継続費を設定するとともに、谷津南保育所空調機器改修工事で限度額３３８９万円（２年）の債務負担行為を設定する。
　旧庁舎解体工事後の跡地利用については、市民を含めた検討委員会で19年度末までに方向性を示してもらい、それを踏まえて庁内で意思決定を図り、解体工事終了後に利活用を図る。基本的には、土地の売却もしくは貸し付けによる民活を想定している。
　一般会計ではこのほか、鷺沼市街化調整区域における土地区画整理事業の事業化に向けた検討経費を計上するとともに、（仮称）大久保保育園の保育棟改修工事に２億２０５１万６０００円、第四中学校校舎大規模改造事業に１億６００９万円、習志野高校施設整備事業（外部改修等）に１億５４３１万円を計上。
　一方、下水道事業で総額55億円の継続費を設定した鷺沼放流幹線は、鷺沼４丁目地区の浸水対策として、鷺沼４丁目を起点として袖ヶ浦５丁目の袖ヶ浦公園までの延長２５６０ｍにφ１５００、φ１８００、φ２６００mmの管をシールド工法で布設する工事を下水道事業団へ委託。
　総額13億６９００万円の継続費を設定した津田沼浄化センター改築工事は、老朽化した合流系雨水ポンプ機械設備及び電気設備の改築更新工事を、やはり下水道事業団へ委託して行う。