業界記事
トップはヤマダ/法人所得ランキング
2005-06-21
帝国データバンクは、16年1月から同12月までに決算期を迎えた群馬県内に実質本店を置く企業の所得ランキングをまとめた。
ランキングトップは、3年連続で(株)ヤマダ電機(前橋市)、16年3月期は年売上高9219億円を計上し、公示金額も300億円を超え2位以下に大きく差をつけた。2位はパチンコ・パチスロ機製造の(株)平和(桐生市)、3位の(株)カインズ(高崎市)は、グループ会社で6位の(株)ベイシア(伊勢崎市)との連携により大型店6店舗を出店、園芸や農業、建築資材などの専門館の商品構成を充実させることで客数を確保し申告額を再び100億円台へ回復させた。1年ぶりにランクインした4位の群馬銀行(前橋市)は、全国の地銀の中でも優良な部類に位置し、県経済の金融面を支える存在感をアピールした。
年間4000万円以上の利益をあげて税務署に公示された企業数は前年より56社増加し、926社、申告総額は465億円増の2558億円となり、長らく低迷した景気が大手企業を中心に回復基調にあることを裏付ける格好となった。
建設業について見ると、法人申告所得公示社数は67社で、昨年の68社と比べほぼ横ばいだが、申告金額は79億4100万と、昨年の68億9900万円から15・1%プラスへ転じた。
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