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県内は19地区に44億円/地域再生基盤強化交付金決定
2005-06-21
国土交通省関東地方整備局は、平成17年度予算に、地域の経済基盤を強化するため今年度新たに創設した「地域再生基盤強化交付金」を追加した。県内では、道整備交付金で、県、水海道市、つくば市が事業主体となる、つくば下総地域「都市と農村の交流によるまちづくり」など3地区に事業費11億3400万円(国費5億6700万円)、汚水処理施設整備交付金では、筑西市、稲敷市など16地区の公共下水道、農集排、浄化槽整備に同33億4200万円(同14億6700万円)の合計同44億7600万円(同20億3400万円)を計上した。
地域再生基盤強化交付金は、地域の生活環境の整備を進めるため今年度創設された。この交付金は地域再生法に基づき、地方公共団体から内閣府に提出のあった地域再生計画を国交省と協議して、総理大臣が認定。計画に基づき実施される事業に充当される。
事業は、道整備交付金、汚水処理施設整備交付金、港整備交付金の3種類からなり、従来、関係省庁別に計上されていた予算について、政府として一体的に取り組むため、省庁の壁を超えて一本化した3種類の交付金として、内閣府に予算を一括計上する。
特徴的なのは、地方公共団体の判断で、事業の進捗に応じた年度間の事業量の変更が可能なほか、年度間や事業間での資金の融通ができるようになったこと。
今回管内では82地区に国費約83億円の交付を決めた。
県内の交付金事業箇所は次のとおり。(金額は事業費ベース
【道整備交付金(市町村道)事業箇所】
◆ひたち「海」と「山」の交流ネットワーク計画=日立市3億円(市町村道、林道)、常陸太田市3億900万円(市町村道、林道)
◆あかるく活力のある笠間稲荷のまち再生計画=友部町1億円(市町村道、林道)、笠間市5000万円(市町村道、林道)
◆つくば下総地域「都市と農村の交流によるまちづくり」=水海道市3億7500万円(市町村道、広域農道、林道)
【汚水処理施設整備交付金実施市町村】
◆水とみどりの街みつかいどう再生計画=水海道市1億6000万円(公共下水道、浄化槽)
◆「雨情の里」北茨城市水環境保全計画=北茨城市2億2200万円(公共下水道、浄化槽)
◆常陸大宮市豊かな自然と調和した地域再生計画=常陸大宮市1億2400万円(公共下水道、農集排)
◆那珂市「安全で快適な住みやすいまちづくり」計画=那珂市2億100万円(公共下水道、浄化槽
◆「人と自然、共生文化都市」鬼怒川・小貝川清流再生計画=筑西市4億6600万円(公共下水道、浄化槽)
◆水辺文化育む空間づくり計画=稲敷市4億5200万円(公共下水道、浄化槽)
◆母なる湖「霞ケ浦」再生計画=かすみがうら市1億4000万円(公共下水道、浄化槽)
◆水と緑の「やすらぎの里」地域再生計画=小川町1億4000万円(公共下水道、浄化槽)
◆「ふるさとの水 きれい」再生計画=美野里町2億3100万円(公共下水道、農集排)
◆城里町「豊かな環境」再生計画=城里町1億6000万円(公共下水道、浄化槽)
◆「桜川」いにしえの清流再生計画-世阿弥の舞台「桜川」の再生-=岩瀬町2億5800万円(公共下水道、浄化槽)
◆鉾田町「安心して楽しめる」水環境再生計画=鉾田町1億円(公共下水道、浄化槽)
◆美浦村「水と緑と人の再生のための再生計画」=美浦村1億4000万円(公共下水道、浄化槽)
◆「太陽と水とみどり」豊かに美しくすむまち河内再生計画=河内町1億円(公共下水道、浄化槽)
◆詩情あふれる農村空間再生計画=八千代町3億2400万円(公共下水道、浄化槽)
◆豊かな恵みの農業再生計画=境町1億2500万円(公共下水道、農集排)
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