業界記事

東京設計が基本構想/終末処理場の施設再構築

2005-06-16

 県荒川左岸南部下水道事務所は、荒川左岸南部流域下水道終末処理場(戸田市笹目5-37-14)の施設再構築に向け、前年度に委託した「基本構想調査業務」に続き、「同その2業務」の入札を15日、東京設計事務所(千代田区、電話03-3580-2364)が880万円(税抜き)で落札した。工期は18年3月27日。今後、18年度以降の基本計画策定、施工時期などが注目される。
 今回の業務では<1>前年度調査でまとめた、対象期間、再構築対象施設、将来流入水量などの項目を含む基本方針の整理<2>施設規模および配置、施工性、維持管理性に基づく事業ケーススタディと各ケースの課題整理<3>段階的建設計画など、事業スケジュール<4>施設再構築の概算事業費策定――などを検討する。
 同終末処理場は、上尾市以南のさいたま市、川口市、蕨市、戸田市、鳩ケ谷市-6市の下水を処理。昭和41年度に事業着手し、同47年10月に供用開始。
 処理場の再構築は、先行整備された施設の老朽化に対応するとともに、「東京湾の富栄養化防止」を図るなど、水質環境基準を達成するため、高度処理施設への転換を進めるもの。
 処理能力の全体計画は、9系列で汚水量111万2390立方m/日となっているが、16年度末の状況は、6系列で同79万立方m/日と、71%の進捗率。
 現在、処理場では水処理施設の整備が進められている。7番目の整備となる8号水処理施設(処理能力14万5000立方m/日)は、今年度末には4池が供用される。また、7号水処理施設(同)も、平成21年度末完成を目指し、今年度から基礎工事に着手、7月28日に一般競争入札2件(7-1号水処理築造基礎工事と7-2号同)を執行する。

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