業界記事
総事業費は6億円/新規に鴻茎地区土地改良
2005-06-17
県加須農林振興センターは、県営鴻茎地区土地改良事業(経営体育成基盤整備事業)に新規着手する。今年度は、関連調査関連を進めていき、18年度以降の着工に備える。計画は、総事業費6億400万円を投入し、用水路(5596m)および排水路(4966m)、支線道路(7836m)を整備するほか、付帯構造物としてボックスカルバート橋を2か所に架設する。
事業対象地は、騎西町東南部の74・9ha。
用水施設は、既存水路が土水路のため法面崩壊による通水断面の不足などが生じている状況。このため、コンクリートの開渠300~600mmを布設する。整備延長は5596m。
また排水施設は、小排水路1~7号を整備する。すべて鉄筋コンクリート造のB型柵渠で、整備延長は1号(1453m)、2号(1448m)、3号(1021m)、4号(642m)、5号(104m)、6号(124m)、7号(174m)となっている。
支線道路は、1号(1410m)、2号(600m)、3号(860)。幅員5・5mにアスファルト舗装を施す。
地区内で計画する橋梁は、支線道路3号線上の大英寺落に設置。規模は、B6200mm×H2000mm。基礎はPHCφ500mm、杭長7000mm、9本。
古笊田落へは、支線道路1号上に架設する。B5500mm×2000mm。基礎はPHCφ500mm、杭長8000mm、10本。
同事業の実施により、区画の大型化、農道の整備、用排水路の整備を実施し、農地の流動化や利用集積を図る。
事業費の内訳は、測量試験費2200万円、用地買収費1600万円、工事雑費1500万円、整地工7700万円、農道工1億1700万円、用水路工5900万円、排水路工2億8400万円。
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