業界記事
県内の8社プロポで/統合幼稚園建設設計
2005-06-17
行方郡玉造町は、統合幼稚園建設事業で今年度、基本・実施設計の策定に着手する。現在、プロポーザル方式を導入し、業務委託する設計業者の選定を進めている。参加業者は、県内のコンサルタント業者8社で、各社は同14日までに技術提案書を提出した。町では今後、庁内のプロポーザル審査委員会で選定を進め、今月中にも最適設計業者を選定する見込み。本体工事については、平成18年度の単年度事業で実施し、19年4月の開園を目指す。総事業費は、概算で約5億円。
今回の設計プロポーザルに参加しているのは、(株)桜建築事務所、(株)団建築設計事務所、(株)ヤマト建築設計事務所、(株)戸頃建築設計事務所、日木産業(株)、(株)柴建築設計事務所、(株)パル綜合設計、(株)匠建築研究室-の県内コンサルタント業者8社。
基本・実施設計の業務内容は、RC造平家建てで、延べ床面積1600㎡程度(現有施設406㎡+1200㎡)の規模としている。
建設予定地は、同町甲4175地内に立地する玉造幼稚園の敷地内で計画。敷地面積は6400㎡。
既存の園舎を最大限利用しながら増改築を進める方針だ。
現在、町内では玉造・手賀・玉川・現原の4つの町立幼稚園が運営されているが、少子化が進む中で幼稚園の効率的な運営や各園舎の施設の老朽化、保育期間の延長(現在の1年保育から3年保育へ)に対応するため、1園に統合し、整備することを計画した。
先月26日、町が各社にプロポーザル実施を通知したのに対し、今月1日までに8社が参加を表明。今月14日には技術提案書の提出を締め切った。
町担当課では今後、プロポーザル審査委員会を庁内で開いて選定を進め、今月内にも最適設計業者を決定したい意向。
設計の履行期間は、7月から10月までの約4か月間を見込んでいる。
本体の建設工事については、平成18年度の単年度事業で進める予定で、年度末の完成、19年4月の開園を目指す。
総事業費は、概算で約5億円。また、同事業に関連する今年度事業費としては、基本・実施設計費に2268万円、地質調査費に192万1000円、耐震診断調査費に273万円を当初予算に計上している。
一覧へ戻る