業界記事

8事業で計画見直しなど/16年度公共事業評価で/5月末現在の対応状況

2005-06-11

 県は、県公共事業評価委員会から提出された平成16年度公共事業(再評価)意見に対する5月末現在での対応状況を明らかにした。同意見は、計画内容の見直し・縮小をすべき事業1事業、計画内容の見直しをすべき事業3事業、工期の見直しをすべき事業3事業、実施するのが妥当と判断した事業1事業の合わせて8事業。これら対象事業については、いずれも見直し案に沿った計画が進められており、緊急街路整備事業石和市部通り線の用地取得について年度内の取得完了を見込み、平成18年度に工事完成を予定するほか、森林管理道開設事業佐野峠之上地区は、コスト縮減の結果、今年度の実施延長が伸びることで当初計画を2年早めた平成18年度の完成予定とするなど、早期に事業便益効果を発揮していくため事業の完了を急ぐ。
 同委員会では、平成16年度の再評価対象27事業のうち、「大野寺地区畑地帯総合整備事業(笛吹市御坂町)」について現計画を見直し・縮小した上で継続すべき事業としていたほか、計画の見直した上で継続すべき事業として「佐野峠樋之上森林管理道開設事業(身延町、南部町)」、「牧丘地区中山間地域総合整備事業(山梨市牧丘町)」、「八ケ岳東部地区中山間地域総合整備事業(北杜市高根町、大泉町)」の3事業、工期の見直しをすべき事業として「東八中央東3期地区農免農道整備事業(笛吹市御坂町)」、「本都塚2期地区一般農道整備事業(笛吹市一宮町)」、「石和市部通り線緊急街路整備事業(笛吹市石和町)」の3事業などを上げていた。
 意見に対する県の対応状況等は次のとおり。
【計画内容の見直し・縮小をすべき事業】
◆畑地帯総合整備事業大野寺地区(笛吹市御坂町)意見書概要=事業の進捗が著しく遅れ、その効果が未だ発揮されていない状況にあり、整備水準の見直しが事業である。見直し計画に基づき、事業計画を大幅に見直し・縮小するとともに、時間管理を徹底し、平成20年度の完成を図られたい。
 ・対応方針(平成16年11月)=見直し案どおりに計画を縮小し、時間管理を徹底し整備を進め、平成20年度の完成を図る。具体的には、既設道路を利用することによる農道整備延長の減、待避所設置による部分的な道路改良および道路擁壁や排水路擁壁の在石利用を行う。また、農作業準備休憩施設を廃止する。これらにより、4億700万円のコスト縮減を図る。
 ・対応状況(5月末)=平成20年度の事業完了を目指し、地元と協議する中で、見直し案に沿って計画変更の作業を進めている。
【計画内容の見直しをすべき事業】
◆森林管理道開設事業佐野峠樋之上地区(身延町、南部町)意見書概要=収穫対象林分が少ない利用区域までの開設延長を減じた見直し計画により、当初計画を1年早めた平成19年度の完成を図られたい。
 ・対応方針(平成16年11月)=全体計画延長の見直しを行い、コスト縮減に努めながら平成19年度の完成を目指す。具体的には、開設延長を300m減じることとし、3000万円のコスト縮減を図る。
 ・対応状況(5月末)=今後の森林整備計画を勘案し、現地にて林道終点の位置を詳細に検討した結果、利用区域の最深部まで索道による搬出が可能であるとともに、車廻しの設置に適した平坦地がある尾根部に終点を設けることとした。その結果、車廻しの設置費用などが縮減でき、事業費は3500万円の減額となるが、開設延長については160mの減少に留まる。また、コスト縮減の結果、平成17年度の実施延長が増加したため、当初計画を2年早めた平成18年度の完成となる。
◆中山間地域総合整備事業牧丘地区(山梨市牧丘町)意見書の概要=コスト縮減を踏まえた事業規模の見直しと、かねてから課題であった獣害防止にも対応することとした見直し計画により、事業を継続して実施し、平成19年度の完成を図られたい。
 ・対応方針(平成16年11月)=見直し案どおりの計画とし、時間管理を徹底し整備を進め、平成19年度の完成を図る。具体的には、既設利用により用排水路を1467m減じ、農道を246m廃止するとともに、体験農園を廃止する。また、猪等の農作物への被害が増加してきたことから、獣害防止柵の3万5000mの設置を新たに取り組むこととした。
 ・対応状況(5月末)=平成19年度の事業完了を目指し、地元と協議する中で平成16年度に見直し案のとおりに計画変更を行い、現在、法手続中である。
◆中山間地域総合整備事業八ケ岳東部地区(北杜市高根町、大泉町)意見書の概要=町村合併を踏まえ、事業規模の見直しがされている。計画変更は妥当な規模と認められていることから、県の提示した計画により継続して実施するとともに、時間管理を徹底し、平成20年度の完成を図られたい。
 ・対応方針(平成16年11月)=見直し案どおりの計画とし時間管理を徹底し、平成20年度の完成を図る。具体的には、町村合併により合併前の他町村の施設の利用が可能となったことなどから、運動公園の用地整備、情報基盤整備を廃止するとともに、ホタルの生態系保全に配慮し、農村公園についても廃止する。
 ・対応状況(5月末)=平成20年度の事業完了を目指し、地元と協議する中で平成16年度の見直し案のとおりに計画変更を行い、総事業費で約2億円の削減を図った。現在、法手続中である。
【工期の見直しををすべき事業】
◆農免農道整備事業東八中央東3期地区(笛吹市御坂町)意見書の概要=平成14年度に事業規模および工期の見直しがされている。変更された計画は、妥当な規模であると認められるため、当初計画どおりの効果の発現を図るためには、さらに1年の工期延長を認めることもやむを得ない。今後は、徹底した時間管理と工程の管理を行い、平成20年度の完成に努められたい。
 ・対応方針(平成16年11月)=平成17年度以降の予算確保に努めるとともに、計画的に工事を進め、工期を1年延長し、平成20年度の完成を図る。
 ・対応状況(5月末)=予定どおり、平成20年度に事業完了する。
◆一般農道整備事業本都塚2期地区(笛吹市一宮町)意見書の概要=平成12年度に工期延長がなされている。計画どおりの効果の発現を図るためには、さらに1年の工期延長を認めることもやむを得ない。今後は、徹底した時間管理と工程の管理を行い、平成18年度までには完成に努められたい。
 ・対応方針(平成16年11月)平成17年度以降の予算確保に努めるとともに、計画的に工事を進め、工期を1年延長し、平成18年度の完成を図る。
 ・対応状況(5月末)予定どおり、平成18年度に事業完了する。
◆緊急街路整備事業石和市部通り線(笛吹市石和町)意見書の概要=一部用地交渉が難航しており、今後土地収用法の適用も含めた解決を図るとのことであるため、完成予定年度を2年延長し、時間管理を徹底した上で、平成18年度の完成に努められたい。
 ・対応方針(平成16年11月)用地取得の難航箇所については、引き続き任意による交渉を進め用地取得に努める。地権者の協力が得られない場合は、土地収用法の手続に着手し、徹底した時間管理を行い、平成18年度の完成を図る。
 ・対応状況(5月末)=用地取得については、交渉の結果今年度取得完了見込み。これにより、工事については平成18年度完成予定。
【実施するのが妥当と判断した事業】
◆県営住宅建替事業湯村団地(甲府市)意見書の概要=地域づくり、まちづくりのため、住民説明会を開催し、地域のコンセンサスを得る必要がある。
 ・対応方針(平成16年11月)建替工事に対する住民の理解を得るため、団地周辺の住民を対象とした建替計画の説明会を今年度中に行う。説明会においては、県の計画内容を示すとともに、計画に対する住民の意見および要望を聞き、できるだけ計画に反映させる。
 ・対応状況(5月末)団地住民に対しては、1月に4回に分けて説明会を完了。団地周辺については、6月14日から16日の3日間説明会を行う。

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