業界記事
今年度は堰堤工と林道/工事発注は9月頃/神流川支川境沢砂防
2005-06-14
12年度から神流町平原地先の神流川支川境沢の砂防事業を進めている国土交通省利根川水系砂防事務所は、今年度も事業を促進、堰堤工と付け替え林道に着手する。早ければ、9月にも工事希望型指名競争入札を行う。なお、道路の設計は、大日本コンサルタント(東京都豊島区駒込3-23-1電話03-5394-7611)が作成し、堰堤については、中央開発(東京都新宿区西早稲田3-13-5電話03-3208-3111)が担当した。
計画では、砂防堰堤1基(H14・5m、L58・7m、V5770立方m)と付け替え林道L約540m(W約3m)を整備するもので、現在までに、堰堤のコンクリート打設3270立方mが終了、付け替え林道については、L約350mが完成している。今回施工するのは、その残り、2500立方mのコンクリート打設と堰堤の掘削影響範囲部分の道路工L約190mを一括して発注する考えだ。
また現在、同工事に伴う掘削法面が不安定となっているため、法面の補強調査業務をアジア航測(前橋市元総社町142-1電話027-253-3353)に委託、7月末を期限に進めている。工法や対象面積等は、調査結果を踏まえ、詳細を詰めていくとしていることから、同事務所では、法面工の同時発注も視野に入れている。
同事務所の事業計画において、工事対象地区の神流川流域は、一般荒廃地域に指定されており、不安定土砂の二次移動防止等地域の安全確保を図るため、事業を進めている。
総事業費には、約9億7000万円を試算しており、今年度中の完成を目指す。
一覧へ戻る