業界記事

123億投入し、10月着工/8棟、総延べ床3万㎡/大宮区に鉄道博物館移転

2005-06-06

 財団法人・東日本鉄道文化財団(渋谷区代々木2-2-2)が、さいたま市大宮区大成町地内に計画している鉄道博物館建設事業は、JR東日本建築設計事務所(渋谷区、電話03-5371-3381)とJR東日本コンサルタンツ(同、電話03-5371-3371)が進めている実施設計が大詰めを迎えている。施工者は今後、選定作業に入る。総延べ床面積2万9207・32㎡、総事業費123億円を投入して、10月1日着工、19年10月30日の完成に向けて〝拍車〟がかかってきた。
 鉄道博物館建設計画は、東京・千代田区神田の「交通博物館」が老朽化に加え、JR東日本創立20周年記念事業のメーンプロジェクトとして、JRが建て替え計画を構想。
 整備コンセプトは、日本および世界の鉄道に関わる遺産・資料に加え、国鉄改革やJR東日本に関する資料を体系的に保存し調査研究を行うほか、鉄道システムの変遷を車両などの実物展示を柱に、それぞれの時代背景を交えながら、産業史として物語る施設と位置づけ。
 また、鉄道の原理・仕組みと最新の鉄道技術について、子どもたちが、模型やシミュレーションなどで、体験的に学習する性格も持ち合わせる。
 移転先は、大宮区大成町3-47および4-1地内の敷地面積4万2308・47㎡。
 施設規模は、S造4階建て、「歴史」「教育」「模型展示ジオラマ」などをテーマに8棟で構成。
 導入機能は、35両の実物車両などを用い、日本における鉄道の役割と影響について、特に技術面での革新にスポットライトを当、進化の足取りをたどる「歴史ゾーン」、実際に行われている鉄道運行に関わる業務を子どもたちに擬似的に体験してもらい、鉄道システムへの理解を深める「教育ゾーン」を配置。
 また、実際の鉄道の安全・保安システムを再現した、本物そっくりのミニ列車を運転する「ミニ運転列車」「資料収蔵庫」「キッズスペース」ほか、日本最大級の模型鉄道ジオラマや、130余年に及ぶ日本の鉄道の歴史を一覧できる展示コーナーなどを置く。
 鉄道博物館整備に合わせて市は、最寄り駅となるニューシャトル大成駅へのエレベーター、エスカレーター設置工事を博物館完成に合わせて整備する。
 また、施設誘致に向けて旧大宮市が平成12年度に設置した博物館建設基金には、約25億円を積み立てている。今年度当初予算には、東日本鉄道文化財団に対し、6億2500万円を助成したほか、債務負担行為(18~19年度)で18億7500万円を設定している。
 鉄道博物館は、明治18年の大宮駅開業以来、鉄道と深くかかわりながら発展を遂げてきた旧大宮市が鉄道文化の継承と新たな観光名所としての経済効果を期待し、長年にわたる誘致活動がようやく実を結んだ。

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