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事業計画案まとまる、市道の一体化も検討

2018-11-28

 長岡市は26日に記者会見を開き、磯田達伸市長が大手通地区における今後のまちづくりについて説明した。
 都市再生機構(UR都市機構)が長岡都市計画大手通坂之上町地区第一種市街地再開発事業案をまとめ、事業認可申請に向けた手続きが整ったことを報告した。
 対象地区は市内大手通2、表町2、坂之上町2および東坂之上町2の各一部の敷地約1・7ha。施工エリア全体を「米百俵プレイス(仮称)」とし、まちなか型公共サービスの更なる展開、地方創生の拠点として位置付ける。
 施設は大きくA-1、A-2、B、Cの4街区に分けられる。
 A-1街区の建築物はRC造14階建て、延べ床面積約1万1400㎡で、集合住宅を中心とする「住まい・にぎわい棟」。A-1街区の特定事業参加者については大和ハウス工業が内定しており、事業計画の認可を経て正式な事業参加者となる。
 A-2街区は北越銀行本店が入るS造(一部CFT柱)10階建て、延べ床面積約1万8600㎡の「米百俵棟西館」。
 B街区は商工会議所、産業支援機関、市商工部が入るSRC造地上7階・地下1階建て、延べ床面積約1万4200㎡の「米百俵棟東館」を建設し、A-2とB街区にまたがる形で「人づくり・学び・交流エリア」を整備する。
 A-2とB街区の間にある市道401号について、B街区と一体化させて建築物の敷地とする案(パッサージュ棟)を検討している。
 C街区にはS造6階建て、延べ床面積約1万3300㎡の駐車場棟を設置する。
 市はA-2、B街区にまたがる「人づくり・学び・交流エリア」の床と、商工部の床1446㎡を取得。C街区は官民共同ファンドによる調達資金で収益性のある床取得を目指す。
 再開発事業の基本計画と建築物の基本設計は松田平田設計(東京都港区)が担当。
 A-2、B、C街区は2019年度に、A-1街区は20年度に実施設計を行う。25年度の事業完了を目標に、完成した街区から順次オープンしていく。
 概算事業費は262億7300万円。

【市道401号線の整備イメージ】

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