業界記事
大洗町第一中学校改築は9月議会目途に発注/分離で建築のみ一般競争
2005-06-10
東茨城郡大洗町は、今年度末での竣工を目指している第一中学校改築事業で、現在実施している第1期工事に続き、第2期工事として音楽室・格技場等改築工事を9月議会を目途に入札を行い、着手する見通しだ。本体工事は、建築・電気・機械の3工事に分離。建築工事は一般競争入札で、そのほか電気・機械の各工事については指名競争入札で発注するもようだ。
第一中学校は、昭和40~41年の建設で、校舎等施設の老朽化が進んでいるため、現敷地内での全面的な改築が計画された。
平成15年度に、実施設計を(株)パル綜合設計に委託し策定したほか、施設の耐力度調査を(株)戸頃建築設計事務所で実施。
16年度からは本体工事の第1期工事となる校舎棟の建設に着手。
校舎建築の施工を鹿島・株木・大貫特定JV、電気設備を泰明電設(株)、機械設備を高橋商事(株)がそれぞれ担当、また校舎防音併行機械設備工事を飯村機電工業・大貫工務店JVが整備を進めている。
今年度は、校舎棟の建築工事が9月末まで、既存校舎の解体を含めた第1期工事の全てが11月いっぱいで完了する見通しとなっており、工事の進捗状況をみながら、町では引き続き第2期工事として音楽室・格技場等の建設工事に着手する予定。
音楽室・格技場等の施設規模は、RC造(一部S造)平家建て一部2階建てで、延床面積は1256㎡。
本体工事を建築・電気・機械の3工事に分離した上で、9月議会を目途に入札を行い、着工する。
本体建築工事については、一般競争入札で発注されるもようで、夏頃にも公告したい考え。
電気設備・機械設備の2工事については、同時期に指名競争入札を行い、施工者を選定するもようだ。
工期は、今年9月初旬から来年3月下旬までで、今年度いっぱいでほぼ全施設が完成し、平成18年4月から供用を開始する。
今年度はこのほか、音楽室等防音併行機械設備工事を10月上旬頃にも指名競争入札で発注し、冷房機及び換気設備を整備する。
一部、外構工事が残る見込みで、平成18年度事業で整備を進めるとしている。
なお、今年度の事業費には、工事11億8384万円、備品購入に9000万円を当初予算計上している。
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