業界記事
公共工事に2品目追加/17年度グリーン調達方針
2005-06-08
県環境部は「17年度グリーン調達推進方針」を示した。16年度と比較し、合計品目数は178となった。今回は6品目を追加し中でも公共工事では「電気炉酸化スラグ骨材」と「再生材料を用いた舗装用ブロック類」の2品目を追加した。このほか、消火器を新規に、また照明設備では誘導灯を加えたことが特徴となっている。今年度は17分野、176品目について公共工事などを除き調達目標は原則100%としている。
今年度新たに追加された品目は文具類のパンチラベル、自動車整備、公共工事の2品目、誘導灯、消火器の6となっている。
公共工事から見ると「電気炉酸化スラグ材」は、天然砂、天然砂利、破砕または砕石の一部もしくは全部を代替して使用できる電気炉酸化スラグ骨材を使用した骨材のこと。
再生材料を用いた舗装用ブロック類は、再生材料使用率を原材料の重量比で20%使用されていること。配慮として施工時および使用時に雨水などによる重金属有害物質の溶出が少ないことを指摘している。
照明では、誘導灯を追加した。冷陰極蛍光灯叉はこれと同等の省エネ型のものとしている。
消火器も新規に追加した。消化薬剤に再生材料が重量比で40%以上使用されていること。判断の目安はエコマークとかかれているもの。調達目標は100%。
その他従来どおり公共工事では、コンクリート型枠、盛り土材、セメント、舗装材、土木用シート、法面緑化工法、屋上緑化、低騒音舗装建設機械などの使用を明記している。
グリーン調達は、物品の調達に際して配慮すべきことや再生紙の利用などのガイドラインを定めたもので、環境負荷低減に資するものの調達に努める。推進の方法は、ISO14001に準拠して管理・推進を行う。実績については年度ごとに取りまとめて公表する。業者選定にあたっては、環境負荷低減への取り組みを考慮することとしている。
今年度は17分野176品目について公共工事など一部を除いて原則100%を目標にした。
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