業界記事
市内コンサル11社指名/水戸市子育て支援センターの設計
2005-06-08
水戸市は、平成18年度の着工を目指す(仮称)子育て支援・多世代交流センター建設事業で今年度、基本・実施設計の策定に着手する。市では、今月14日に同業務に係る指名競争入札を予定し、このほど市内のコンサルタント業者11社を指名した。履行期間は約200日間で、今年度いっぱいで設計をまとめ、本体工事には18年度の単年度で着工、平成19年4月頃からの供用開始を目指す。
同センターは、水戸市大町3丁目10地内にある旧・営林署跡地利用で、主要施設として計画された。
少子・高齢化社会に対応するため、福祉施設の拡充を目的に子育て支援の中核的施設として整備するもので、保育所との併設で市内9箇所にある既存の子育て支援センターと連携を図るほか、情報発信・機能調整等を行う多世代交流拠点施設として期待されている。
計画では、国道118号沿いの敷地、面積1708㎡にRC造延べ1000㎡程度の施設規模を建設する。
建物の階数については、2階建てが有力だが、2又は3階建で、具体的には今後、基本設計を策定していく中で検討する。
敷地内には、同センター建物のほか、駐車場・駐輪場、園庭、総合遊具などを配置。
また、施設の内部には子育て支援ルーム(プレイルーム)、一時預かり保育室、カウンセリングルーム、子育て情報ルーム、子育てグループ交流サロン、交流ロビー、各種コーナーのほか、多世代交流サロン、遊戯室、児童室、多世代トレーニングルーム、高齢者ボランティア活動室などが設置される。
市は、今月14日に基本・実施設計と地質調査業務に係る指名競争入札を予定。
このほど、基本・実施設計業務で市内11社、地質調査業務で7社のコンサルタント業者を指名した。
設計の履行期間には、約200日間を見込み、今年度いっぱいで策定を進める。
今年度は、このほか営林署の既存建物解体工事も行う予定で、今年12月にも発注し、解体工を実施する。
本体工事については、来年度の単年度事業で整備を進め、平成19年4月頃の供用化を目指す考えだ。
なお、今年度の事業費には、基本・実施設計及び地質調査の委託費に1648万5000円、解体工事に3000万円を市の当初予算で計上している。
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