業界記事

7分野別に基本方針/館林市が都市マス策定

2005-06-07

 館林市(中島勝敬市長)は、今年度から20年後の都市ビジョンを見据えた都市計画マスタープランを策定した。同プランには、道路や公園などの施設づくりに関する施策のほか、環境との共生、福祉への配慮など、各種の今日的課題に対する基本施策も含まれており、将来都市像を「街並みと自然が調和した公園文化都市たてばやし」として、その実現に向けて各種の施策を展開していく。また、平成12年に策定された「たてばやし市民計画2010」の施策のうち、都市づくりに関する分野を中心にまとめている。
 全体構想では、7分野ごとに基本方針を定めている。主なものは土地利用方針で、基本方針として既成市街地の整備を進めるとともに、優良な田園・環境の維持及び増進と活用すべき地区の計画的な市街化の検討を行い、これまで培われてきた自然や歴史を継承しつつ、都市づくりを進めていく考えで、城沼・茂林寺沼に隣接する地区の自然と調和した居住空間整備、国道354号の沿道に商業・業務系施設の立地及び誘導、国道122号の沿道の区画整理事業と併せて商業・業務系施設の立地及び誘導、周辺住民の安全性や利便性を確保するため歩行空間の創出や緑化、館林駅東口から市役所までの地域で館林市の顔となるような取り組みを行う。
 交通体系の方針では、道路網・公共交通・その他の事項の3つを柱にして、自動車交通と歩行者交通に大別して方針をまとめた。
 自動車交通では、東北自動車道路の広域交通軸としての維持及び増進、国道354号・国道354号バイパスの市玄関口としてふさわしい交通環境の維持及び増進、栃木県佐野市と埼玉県羽生市を連結する南北構想路線などが都市間連携軸として位置づけられている。南北構想路線では、都市計画決定と整備着手を目指しているほか、佐野市方面については渡良瀬川渡河部の架橋に向けて取り組みを進める。都市計画道路青柳広内線・東武環状線・122号線・南部環状線を結ぶ南部環状構想路線では、関係機関との調整に基づき、谷田川北部土地改良事業や産業団地の計画と整合を図りつつ、路線の計画決定を目指し、優良農地内を横断する区間は周辺環境への影響を軽減するように努める。
 また、その他の幹線道路として都市計画道路板倉館林線・館林邑楽線は平行する主要幹線道路国道354号及び国道354号バイパスを補完しつつ、都市内連携を支援する道路として維持及び増進を図るほか、北部幹線構想路線として東西軸の強化の観点から、環状道路の北側の既存道路をいかして板倉町と邑楽町北部との連携を図るための道路として整備を進め、構想路線は優良農地を横断するため、整備の際には周辺環境への影響を軽減するように努める。さらに、歩行者・自転車系交通系では、各施設と拠点の連携強化を図り、幹線道路や既存の河川、水路沿いを活用することにより、周遊しやすい環境の向上に努めるとともに、館林駅東側の旧城下町区域の一部で味わいのある歩行空間の整備を図り、生活道路全般については人々のコミュニケーションの創出に寄与する空間づくりを目指す。
 地区別構想では中央地域で館林東西広連絡通路の整備などにより、当座移築の交流強化の支援に努めるとともに、駅東口については市民の交流や観光の情報基地として交流センターを整備する。さらに、西部第1中地区土地区画整理事業に併せて、駅西口広場の整備を進め新しい玄関口としての空間づくりを目指すほか、歩行空間の充実やバリアフリー化などを進める。また、歴史の小径と歩行者ネットワークの整備、自転車ネットワーク整備などを行う。その他の地域では、茂林寺駅周辺地区整備として、駐輪場や駐車場などの施設など利便性の向上に努めるほか、主要地方道佐野行田線沿道や国道354号、国道122号の商業及び業務系土地利用、生産流通団地の維持増進などに取り組む。
 実現の方策では、根核となる市街地整備として定住人口の増加を目指し西部第1中地区土地区画整理事業や既存施設の再活用などに取り組み、館林駅東西広場をつなぐ連絡通路を整備するとともに市街地分断の解消に繋がる都市計画道路西部一号線立体交差事業を推進する。主要施設の整備では、人々の交流を支援する拠点の構築として市政情報や観光案内、地元物産販売などの複合的な機能を持った交流センターを整備するとともに、館林二業見番組合事務所をはじめとする地区内に存在する歴史的建物の改修を行う。中心市街地活性化基本計画の策定では、中心市街地活性化基本計画を策定し、それを踏まえた一体的、総合的、包括的な都市づくりを目指す。人々に優しい居住環境づくりでは、交通バリアフリー法に基づく施設整備やユニバーサルデザインの視点に立った環境づくりに加えて、交通手段や各種サービス機能の確保に努める。安全であんしんできるコミュニティ空間の創出では国道354号沿道地区の土地利用や茂林寺前駅の西側などの市街化区域に隣接する区域の整備、構想路線などの都市計画決定に向けて関連機関との調整を進めるほか、城沼・多々良沼・茂林寺沼・近藤沼の周辺に水と緑の憩いの空間として更なる活用を目指す。

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