業界記事
虫対策にも注意を/労災防止安全大会開く
2018-10-10
北陸地方整備局国営越後丘陵公園事務所と工事受注者が組織する工事安全対策協議会は2日、園内の暖の館において2018年度の建設労働災害防止安全大会を開いた。23人が参加し、増加傾向が指摘される建設現場での事故撲滅を誓った。
冒頭、向田満会長があいさつし「事務所管内では事故発生は無いが、北陸地整管内では増加している。改めて事故防止に努めていただきたい。皆さんが笑顔で工事完了を迎えられるよう願っている」と呼びかけた。
安全講話では、長岡労働基準監督署の野田恭義署長が「9月末で管内では2件の死亡労災が発生。どちらも建設業での事故で、撲滅緊急宣言を出している」と指摘。
また、造園作業現場に特化した災害事例として「毛虫等の有害な虫の発生状況にも注意し、駆除や防護措置、応急措置の教育を行って欲しい。蜂による災害も多発しており作業場所の事前確認が必要」と加えた。
報告のプログラムでは工事現場における安全管理の取り組み事例を6者が発表し、施工する地盤の状況や天候に応じた安全対策のポイントを説明した。
【写真=参加者が事故撲滅を誓った】
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