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　村上市は、日本海沿岸東北自動車道の全線開通を見据えリニューアルを計画している道の駅「朝日」拡充の基本計画をこのほどまとめた。総事業費は国との事業区分が確定していないため未定としているが、現時点で市が施工する概算事業費に22億４５００万円を試算。整備運営手法は、市の政策反映の観点から、公設民営による整備・管理運営（指定管理）を基本とする考え。


　メイン施設は現在点在している物産会館、食堂、農産物直売所、トイレ等などの主要施設を集約化して整備を行う。規模はＷ造（一部鉄骨）平屋建て、３２００㎡を想定。地域振興施設約２０４０㎡、道路休憩施設約３１０㎡、ウッドデッキ８５０㎡のほか、足湯の設置も計画する。
　駐車場は３カ所で整備を予定し、休憩施設用は８５００㎡の敷地で小型49台、大型車40台を整備。メイン施設用では４１００㎡の敷地で72台、その他施設用では職員用40台の整備を行う。
　園地は１万２０００㎡の敷地を確保。池や築山、広場、遊具を配置し、利用者が休憩したり、子どもたちが遊べるスペースとして整備を進める。
　２０１８年度～19年度に基本設計・各種手続き、19～22年度で実施設計をまとめ、20年度から工事に着手。メイン施設のオープンは23年度を予定する。23～24年に既存施設の解体、遠地工事、外構工事を行い、24年度の全体供用を目指す。基本設計については現段階では未発注となっており、国との事業区分が確定次第発注となる見通し。
　概算事業費の内訳では、業務委託費で基本設計に３５００万円、実施設計に８０００万円を試算。工事費ではメイン施設に11億６０００万円、敷地造成工事に２億３０００万円、駐車場工事に１億４５００万円、広場工事（広場・遊具）に８０００万円、設備工事（雨水、給排水、電気）７５００万円などを見込んでいる。