業界記事

中央市が仮設校舎に着工へ 2小学校の移転改築で

2018-06-07

 中央市は本年度、田富北・豊富両小学校の仮設校舎を建てる。移転や改築に伴うもので6月補正予算案に事業費を計上した。予算可決後入札を行い、市議会で本契約承認を求める。建築確認などの手続きの後、着工は田富北が10月ごろ、豊富は年末になる見通しだ。
 リニアのルートにかかるため田富北小は同校南側にある市民体育館を取り壊した跡地に移転する。新校舎完成まではまだ数年かかるため、それまで市民体育館南側の「田富ふるさと公園」に仮設校舎を建てて使う。
 仮設校舎は公園内の北西部分に建てる。S造2階建てで延床面積は3092㎡。上空から見てL字型の建物となる。6月補正案には事業費2億8655万円を計上。7月にも入札を行い施工者と仮契約を結ぶ。8月初旬にも開かれる予定の臨時市議会で本契約の承認が得られれば施工者が建築確認申請などの手続きを進める。市教委は「着工は10月ごろになるのではないか」とみており完成は来夏になる見通し。来年8月には仮設校舎への引っ越しを終え同9月から始まる2学期に間に合わせる。同校の生徒数は5月現在で274人。
 豊富小は普通教室棟を改築するため同校グラウンドに仮設校舎を建てる。S造2階建て1708㎡の規模。生徒数は182人で教室6部屋などを設ける。入札は田富北小より遅い時期、8~9月になるもよう。9月の定例市議会で本契約の承認を得て年末着工を目指す。完成は来年3~4月ごろを見込んでおり5月のゴールデンウィーク(GW)に引っ越す。
 現在の校舎は学校が夏休みとなる来年8月を中心に解体。その後新校舎の建設を始め2021年のGWまでに完成させる計画だ。現校舎は築55年が経ち老朽化が進む。教室は12あるが児童数の減少から現在メインに使っているのは6教室だけという。

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