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　燕市と白根ガス㈱（三原章司代表取締役社長）は５月31日、地域の安全・安心活動に関する協定を締結した。ガスの安定供給だけでなく、高齢者等の見守りや防犯パトロールなどで協力するほか、供給域内におけるガス工事で市入札参加資格を持つ市内業者への優先的な発注も盛り込まれた。
　鈴木力市長は「日ごろの業務活動の中で高齢者などに心を配っていただくことを趣旨とする協定。地域貢献の観点から、いろいろな活動をやっていただけるとのこと。市民に親しまれる会社として地域に根付いて欲しい」とあいさつ。
　三原社長は「13年前に旧燕市からガス事業を引き継ぎ、市の分身のような立場でやってきた。途中エネルギー価格が急騰し、13年というガス料金据え置きの約束を果たせないなど紆余曲折あった。白根ガスで良かったと思っていただけるよう、次の13年間も真面目に取り組んでいきたい」と今後の精進を誓った。
　白根ガスの協力内容は次のとおり。
　①業務を遂行する中で高齢者等の日常生活に異変を感じた場合の情報提供
　②ガスを供給する全世帯への定期保安巡回（法定４年ごと）の確実な実施（独居高齢者世帯は１年ごと）
　③市内巡回等を通じた防犯パトロールの実施と地域の防犯活動への協力
　④業務用ガス厨房施設に対する不完全燃焼警報センサ無償貸与を可能な限り継続
　⑤子どもの健全育成に向けた学校教育、食育、地産地消等への活動への積極的な協力・支援
　⑥地域の社会福祉活動への積極的な参加・協力
　⑦地元の催事等への積極的な参加
　⑧供給区域内におけるガス工事について、燕市に入札参加資格のある市内業者への優先的な発注

【写真＝８項目の協力を約束】