業界記事

基本協定書を締結/幕張新駅設置協とJR東/JR東が施行/本年度で概略設計着手

2018-04-23

 千葉市は20日、幕張都心拡大地区新駅について、県・イオンモール・千葉市の3者を構成員とする「幕張新都心拡大地区新駅設置協議会」(代表・熊谷俊人千葉市長)が東日本旅客鉄道と「幕張新都心拡大地区新駅設置に関する基本協定書」を締結したと発表した。
 協定によると、新駅整備の設計及び工事の施行はJR東日本が行い、費用は協議会が6分の5、JR東日本が6分の1を負担する。協議会の費用負担割合は、イオンモールが6分の3、県と千葉市が各6分の1をそれぞれ負担することで合意している。
 今後、早い時期に協議会とJR東日本で概略設計の協定を締結し、概略設計に着手する。基本調査で示された概要に基づき、経済性や施工性などを考慮した工法や仕様などを比較検討し、より精度の高い工事費や工期などを算出する。その後、2019年度から約1年半で詳細設計を行い、詳細設計後に工事を実施する。工期は約3年半程度を見込む。概略設計費は約3億3000万円を見込み、費用負担割合に応じて費用を負担する。
 同協議会は、幕張新都心拡大地区新駅設置の実現を目指して、昨年12月にイオンモール、県企業土地管理局、千葉市の3者で設置。本年2月の第2回協議会で3者の費用負担割合について合意。JR東日本に対して新駅設置を要請するとともに、費用の一部負担を求めていた。
 駅舎の建設費については、16年1月の幕張新都心新駅設置調査会の「幕張新都心拡大地区新駅設置に係る基本調査結果」で約130億円と試算していた。
 幕張新都心新駅は、JR京葉線海浜幕張駅と新習志野駅の中間点で、「イオンモール幕張新都心」に隣接する千葉市美浜区浜田2丁目地先に設置を予定。駅舎は線路南側の海側に設置。ホームは全長約210mで、1階に下りホーム、2階に上りホームを設置し、エレベーター1基とエスカレーター2基を整備する計画。

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