業界記事
大手通2丁目に18階建てビル/総事業費26億円で20年度の完成目指す
2005-04-28
長岡市は、「大手通中央西地区」の市街地再開発事業で予定する地上18階建て延べ面積約1万1000㎡の複合ビル建設計画の概要を明らかにした。今年度より施設の設計に着手し、既存施設解体後、平成19年度の着工、同20年度内の完成を目指す見通しだ。
建設計画地は、長岡市大手通2丁目ほか地内の大手通中央西地区市街地再開発区域内(現在は丸専デパート等)。再開発地区面積は約2600㎡。
計画では、地上18階建て延べ約1万1000㎡の複合ビルを建設する。建物高さは地上62mで、完成すれば市内では最大の高さとなる。
内部は、3階部分までを商業及び公共施設用とし、4階から18階までを分譲マンションとする。マンション部分は全60戸分を整備し、立体駐車場も併設して50台分を確保する。事業主体は再開発協議会が担当。
総事業費は約26億円を見込み、うち再開発事業として国及び県から約12億円の補助を受ける。今年度の事業費は1530万円。
今年度は基本設計等に着手する予定で、平成18年度に既存施設の解体工事を行う。建設工事は平成19年度と20年度の2か年で進める予定だ。
同ビルは中越大震災で甚大な被害を受けた長岡市の復興のシンボルとなるほか、同市が一昨年より取り組んでいる中心市街地構造改革の第1弾施設となる。
なお、昨年度に実施した国庫補助申請及び採択に必要な費用便益分析業務は、在京の全国市街地再開発協会が担当した。
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