業界記事

本予算は約700億円/太田市・清水聖義市長インタビュー

2005-04-28

 合併に伴う新「太田市」の市長選は17日、投開票され、旧太田市長として市政をリードしてきた清水聖義氏(63)が、初代市長の座に就いた。旧市のアイデア市長は3期10年間、全国に先駆けて始めた税金滞納者から集金する税滞納整理課の設置をはじめ、行政評価システムの導入やISOの取得など、これまでに実施してきた数々の行政改革で常に注目され、全国各地の自治体から視察が訪れるほど。選挙戦では、旧市内での市政報告会やミニ集会を開催、合併後は旧3町内でも個人演説会を開き、10年間の実績と合併の完成等を訴えた。
 「厳しい選挙戦だった。有権者には、私のマニフェストがきちんと伝わったのか、何が悪かったのかという反省の面が多い。これを真摯に受け止めて、一からスタートしていく」と語る一方で「これまでに太田市は、多くの行革に取り組んできた。市民サービスは他の市町村に比べ、大きく膨らんだわけです。小さな政府を目指して、人件費だけでも年間12億円程度減らした。こうした成果に対する評価が低かったのが残念だった」と選挙を振り返り、「太田市の取り組みについて、市外からは視察が多く訪れ、高い評価を頂いているのに、市民からの評価が低く、寂しい思いがした。改革に対する勇気が頂きたかった。しかし、与えられた4年間を自分でやろうとしている方向に動いていきたい」と力説。また、合併については「合併は若い人たちのためにやるもので、しばらくの間は苦しいと思う。市民が合併して良かったと思える街づくりを推進していきたい」と語る。今後の新市の方向性についても「選挙のやり方も、マニフェスト選挙をやったわけだから、マニフェストを忠実にこなして行き、市民の目線にたった事業を推進していく」と説く。
 就任後、新市建設計画に盛り込まれている合併記念ホールの建設についても建設の中止を打ち出している。そして、建築基準法が改正される見通しから、市民会館の全面改修や合併記念ホールの建設予定地に、市民の要望が高い24時間体制の救急病院建設などの考えを示している。さらに、区画整理事業の見直しを行い、区画整理以外の方法も示唆し、道路の拡幅や排水路整備を進めていく考え。今後は、建設計画についても「総合建設計画のあり方や作り方も、途中検証、成果とISO90001に基づいた検証ができるような建設計画を作成していく」としている。新市の本予算については「調整がやっと終わったところ」と話し、本予算の規模は約700億円、うち普通建設事業費は100億円超を投入する。「ハード事業に傾注せずに、ソフト事業が中心」との予算編成を明らかにした。

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