業界記事

メーンは併設水路/9月から発注へ

2005-04-28

 独立行政法人水資源機構群馬用水総合事業所は、17年度の群馬用水緊急改築事業計画を明らかにした。それによると、今年度予算額は対前年度比89・5%増の36億円。ただ、現時点で一般競争入札及び公募型指名競争入札といった大型工事の該当は無い。その反面、通常の指名競争入札の件数が多い。メーンとなるのは、既設サイホンの補修に向けた併設水路の新設と、水管橋(水路橋)の耐震補強工事。このほか、榛名調整池の改築も計画。これらの工事は、いずれも9月頃から順次入札執行していく方針。
 群馬用水緊急改築事業は、14年度から着手し目標完了年度は20年度。各施設は通水を開始してから30年以上が経過し、老朽化が進んでいる。このため、大地震発生等の際に周辺住民へ被害を及ぼす危険性などがあることから用水の安定確保と施設周辺への被害防止を目的に、幹支線水路の改築や揚水機施設の設備更新等を実施するもの。総事業費は、約244億円を試算し16年度末の事業費ベース進捗率は16・8%。今年度末は31・5%になる見込み。水管橋及び水路橋の補強工事内容は、橋脚補強及び落橋防止を実施するものと、落橋防止とクラック補修等を行う2種類に区分。このうち、橋脚補償は、基本的にコンクリート巻による対応を想定している。
 橋脚補修、落橋防止整備を予定しているのは、榛名白川水管橋(橋脚1基)、新里村にある鏑木川水管橋(同1基)、渋川市にある熊沢川水管橋(同1基)、北橘村にある赤城幹線上流部水路橋(同3基)、富士見村にある赤城幹線中流部水路橋(同4基)、前橋市粕川町にある赤城幹線下流部水路橋(同5基)、吉岡町にある榛名幹線水路橋(同1基)。一方、落橋防止、クラック補修を行うのは、新里村にある蕨沢川水管橋、同じく同村の屋知川水管橋、北橘村にある水路橋、渋川市にある金沢川水路橋。これらの工事は、まず実施設計をそれぞれ委託し、その後秋口から工事を発注する。
 次に、サイホン併設水路整備は、金敷平・車川サイホン(箕郷町)、富岡サイホン(同)、竜の口サイホン(富士見村)、粕川・山伏川サイホン(前橋市粕川町)、兎サイホン(同)、山上・蕨沢川サイホン(同)、大久保第1サイホン(新里村)、大久保第2サイホン(同)。
 金敷平・車川サイホンへの併設水路は、延長が約660m。詳細は、これから委託する実施設計で検討するが、口径は800mmを想定し管種はダクタイル鋳鉄管が有力。
 富岡サイホン併設水路は、内外エンジニアリング(東京都台東区松が谷1-3-5電話03-3842-5310)により実施設計は終了。ダクタイル鋳鉄管の口径800~700mmで、延長は約600m。
 竜の口サイホン併設水路は、延長が約110m。実施設計をこれから委託するが、ダクタイル鋳鉄管のφ800mmを想定している。
 残る併設水路のうち、粕川・山伏川サイホンと兎川サイホンは近接していることから工区分けを検討している。延長は合わせて約1170mで、1~2工区に分けて発注する考え。
 また、山上・蕨沢川サイホンと大久保第1サイホン及び大久保第2サイホンも位置的に近接。延長は、計2290m程度。現在工区分けを検討中だが、今のところ3工区程度に分割して発注する予定。これら近接する併設水路は、いずれもダクタイル鋳鉄管のφ600mmで、第3四半期に入札する。
 また、榛名調整池の再整備は老朽化により漏水が発生し応急的に対応しているが、抜本的な対策を施すもの。新施設は、既存施設と同じ容量の4600立方m(コンクリート構造)。維持管理面に配慮して、ほぼ中央部に中壁を設ける。設計は、内外エンジニアリングが作成。この工事も第3四半期の発注となる。
 一方、設計関係では、相馬揚水機場にある建屋(RC造一部2階、延べ床343㎡)の耐震補強工事に関わる実施設計、綾戸取水口の耐震補強検討業務、利根川水管橋の耐震補強実施設計(橋脚4基)などが、主な委託業務。

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