業界記事
上部工8月末に着工へ/豊南部農集排の処理場/工事費に約1・7億円見込む
2005-04-19
筑波郡伊奈町は、処理場の下部工事(土木工事)が進む豊南部地区農業集落排水事業について、これに続く上部工事を、早ければ8月末にも着工したい意向だ。建築・機械・電気設備の一式を工期180日間で予定しており、17年度をメーンに18年度まで行われる見通し。処理場上部工の総工費には1億7000万円程度を見込んでいる。
豊南部地区の農業集落排水事業は、長渡呂、長渡呂新田、狸渕の3地内を対象に、平成13年度頃から進められているもの。処理場の建設地は長渡呂地内。管路の全体延長は6328mで、うち4242mは完了している。
このうち処理場の土木工事は、昨年度から赤塚土木興業が施工している。処理計画量は、基本計画の段階で137戸の750人分を対象とし、一日の最大汚水量は300立方mを見込む。
今回の上部工事は、この土木工事に続くもので、建築・機械・電気設備の一式を工期180日間で予定している。
上部工事は、土木工事が終了次第に進められる方針で、指名競争による入札の執行後、臨時議会を経て8月末頃からの着工を目指す。土木工事については、5月末までを工期に設定していたが、若干延長されるもよう。
なお、今年度当初予算には、処理場工事費として2億2000万円、管路工事費として4000万円をそれぞれ計上。
このうち処理場上部工事費の今年度分には約1億円を設定しており、残り約7000万円に関しては18年度に計上する見込み。
町の方針として、今年度は処理場の工事をメーンに進めていく意向で、管路工事に関しては予算の状況を見ながら発注していく。
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