業界記事

利根川橋下部を一般競争/上武8工区で詳細設計/17年度の事業概要

2005-04-19

 国土交通省関東地方整備局高崎河川国道事務所(村山一弥所長)は15日、今年度の事業概要を発表した。それによると、同事務所の全体事業費は187億5000万円で、前年度との比較では1・2%のマイナスとなった。道路事業費は172億6400万円を確保し、上武道路では8工区の詳細設計及び用買に着手、前橋渋川バイパスは利根川橋の下部工、高松立体事業では残る本体その2・その3工事を、綾戸バイパスにおいては橋梁とトンネルの予備設計を、三国改良では白狐橋の設計及び新三国トンネルの地質調査と予備設計を促進させ、前橋笠懸道路は、年度内の都市計画決定を目指す方針だ。一方の河川事業費は11億6600万円となり、新常盤樋管(高崎市常盤町)の新設、下久保ダムのダム湖活用環境整備事業を実施していく。(3面に主な事業概要)
予算概要について同事務所は、県内における「円滑な移動の支援」「安全で安心できる暮らしの確保」「地域再生・都市再生の支援」「地球環境と美しい景観の保全と創造」などを他の行政分野との連携を図りながら、実施していく方針。
 道路事業の内訳は、交通円滑化事業に16億6000万円、国道バイパスなどの整備費となる地域連携推進事業に72億7000万円、現道のメンテナンス等を実施する直轄道路維持修繕に18億3900万円、雪寒地域道路事業費には5億9100万円、交通安全施設等の整備事業に9億100万円、交通事故重点対策事業費は9億9000万円、前橋市や高崎市内で展開する電線共同溝整備事業には11億4600万円、舗装や騒音対策にあたる沿道環境改善事業費は28億6700万円がそれぞれ配分された。また、道路事業は、円滑・安全・再生・環境の4つの視点から事業促進を図るとしている。
 一般国道17号上武道路は、6工区内の1・5kmについて4車線化を図るとともに7工区の道路改良、最終工区となる前橋市荻窪町から同市田口町の8工区L8・2kmの詳細設計を発注するほか、用地買収に着手する。また、上武道路終点部(前橋市田口町)から渋川市半田までの前橋渋川バイパスL5・7kmは、引き続き用地買収と文化財調査を進めるとともに、区間内に架かる橋梁のうち最も長い(仮称)利根川橋(前橋市田口町)の下部工事を一般競争で発注する。同橋はPC9径間連続箱桁橋、逆T式橋台2基(直接基礎1基・場所打ち基礎1基)、壁式橋脚8基(ニューマチックケーソン基礎)、橋長は上り線側が565m、下りが555mとなる。16年度から調査及び設計に着手している渋川市中村から同市金井までの渋川西バイパスL5kmについては、引き続き設計などを進め、事業を具体化させる。高松立体事業においては、夏頃に一部本体工事に着手し、残る本体その2・その3工事を発注する。国道17号鯉沢バイパスは、4車線化を図るため吾妻新橋の上部工を発注するほか、新設部分L3・2km区間の埋蔵文化財を実施する。沼田市岩本町から子持村上白井までの綾戸バイパスL2・3kmは、バイパス計画に関する関係機関協議を進めるとともに、橋梁及びトンネル部の予備設計を発注する。国道17号三国改良では、新三国トンネル、白狐橋の設計に着手。国道50号のバイパスとなる前橋笠懸道路は、北ルートL13kmの都市計画決定を目指す。このほか、あんしん歩行エリア整備として、国道18号の安中市原市などで歩道整備、事故危険箇所の対策で国道17号高崎市倉賀野町交差点をはじめ、計6交差点の改良を施す。震災対策では、国道18号君が代橋、新君が代橋、国道50号広沢高架橋の耐震補強に着手する。電線共同溝は、国道17号上並榎、国道18号の安中、国道50号では前橋市天川大島と桐生市広沢町で推進していく方針だ。
 一方、河川関係事業費の内訳は直轄河川改修費4億800万円、直轄河川維持修繕費等として5億9400万円、直轄総合水系環境整備事業費に1億6400万円をそれぞれ計上。重要水防箇所及び危険箇所の改修、河川環境の整備、河川管理施設等の維持管理の視点から、事業を推進していく考え。鏑川浸水対策事業として高崎市阿久津町で250m、藤岡市上落合で320mの河川改修工事を実施するほか、高崎市常盤町の烏川で、既設樋管の老朽化に伴い新常盤樋管の新設工事を同市より受託して工事発注する。

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