業界記事

代替地分譲目指す/事業費は42%増の280億円/八ッ場ダムの17年度事業概要

2005-04-16

 国土交通省八ッ場ダム工事事務所(安田吾郎所長)は15日、17年度の事業概要を明らかにした。それによると、今年度の事業費は前年度事業費196億円と比べ、42・9%増となる280億円の予算を確保した。事業の基本方針としては、長野原代替地分譲基準の早期妥結を行い、代替地第1期造成地の分譲開始を目指し、長野原水没5地区及びダム下流関係地域の生活再建に向けて、代替地及び県道等の基幹施設の整備を進捗、その基幹施設の整備に向けて、計画的に用地取得を促進させることなどを挙げた。また、ダム事業用地周辺の自然環境に対して、保全処置を更に推し進めるとしている。
 今年度の主な事業は次の通り。
【代替地造成(擁壁及び護岸工含む)】
川原湯地区については、打越、大沢代替地で工事を進め、打越代替地では、基盤造成に着手しており、下流側の一部表層部造成及び分譲開始を進める。大沢代替地でも基盤造成が進行中。さらに代替墓地が決まり、打越地区での基盤造成及び分譲開始を予定している。
 横壁地区では、東・中村、小倉代替地を整備。東・中村代替地では、基盤造成を進め、一部表層部造成及び分譲開始を見込み、小倉代替地では、基盤造成を開始させる。代替墓地の整備では、東・中村地区一部基盤造成及び分譲開始の計画。
 川原畑地区では、三平、二社平代替地での工事を進め、三平代替地では現在、基盤造成を実施中で、今年度の分譲開始を想定。二社平造成地については、基盤造成を開始させ、代替墓地では、基盤整備後の一部分譲開始を考えている。
 林地区では、折の沢、中棚・楡木代替地での造成を計画。折の沢代替地は、基盤造成を開始し、中棚・楡木代替地では、基盤造成及び一部表層部造成、分譲開始を予定。代替墓地については、造成工の残りを仕上げ、基盤整備に着手。東原地区分譲開始を見込む。
 長野原地区に関しては、一本松・幸神(東中学校移転予定地含む)、尾坂、久々戸代替地を整備、一本松・幸神代替地では現在、基盤造成中で、今年度に一部分譲開始を目指し、尾坂代替地及び久々戸代替地では、基盤造成を開始する。代替墓地は基盤造成中で、今年度中に完成させたい考えだ。
【代替地関連防災施設工事】
川原湯、横壁、川原畑、林の計4地区での事業を展開。川原湯地区では、防災ダム5基に着手し、横壁地区では流路工を2か所、川原畑地区では流路工1か所、林地区でも流路工2か所整備する。
【付替国道145号(L1万840m)関連事業】
同線の事業については、代替地との関連も深く、造成等と併せて進捗を図っていく考えで、湖面3号橋(L442m)や立馬橋(L47m)、久森沢橋(226・5m)などの整備を引き続き進めていく考え。トンネル工事では、久森トンネル(L227m)を引き続き促進する。
【県道林・吾妻線(8540m)関連事業】
川原湯地区や林地区、三島地区での工事を代替地造成と絡め、進めていく。大型橋梁では、湖面2号橋(L590m)、大沢橋(L97・4m)、吾妻峡橋(L106m)等を整備する。
【県道林・長野原線(L3386m)関連事業】
林地区及び長野原地区の工事を造成等と併せ、進捗していく。
【付替鉄道JR吾妻線(L1万390m)関連事業】
全区間においてJRへ施工委託を行っており、今年度もトンネルなどの整備を実施していく。トンネルでは、八ッ場トンネル(L4582m)や横壁トンネル(L1731m)などの進捗を図り、橋梁では、第二吾妻川橋梁(L401m)、白岩沢橋梁(L90m)、第三吾妻川橋梁(L203m)に着手する。
【調査関係】
代替地・道路・鉄道等の関連調査及び設計を行い、ダムサイト・原石山関連調査及び設計では、今後も詳細な調査や設計を実施し、コスト縮減を検討していく。
【用地関係】
長野原町については引き続き、用地取得を行い、代替地分譲基準の早期妥結を目指す。吾妻町に関しては、岩島地区の用地取得を促進、坂上地区については、用地調査の進捗を図っていく方針。

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