業界記事
2.2億投じ800区画整備/思い出の里第2期建築は第2四半期公告
2005-04-14
さいたま市保健福祉局は、見沼区大谷地内の「思い出の里市営霊園」の立体墓地2期整備事業および南側緑地整備工事に着手する。18年度までの継続事業として建築工事を一般競争、電気、機械設備を指名競争の3分離で、いずれも第2四半期に発注する。事業費は2億2000万円を計上。実施設計は6月ごろまでに委託する予定。
思い出の里は、同区大谷600地内27haに芝生墓地、屋内墓地、合葬式墓地などが整備されている。立体墓地は、敷地に対する墓地面積が3分の1に規制されているため、公営墓地としては藤沢市に次いで全国2番目の施設として14年度に供用。
施設規模はRC造3階建て、延べ床面積3868・91㎡。
立体墓地のうち、施設内の屋内墓地は10倍を超える競争率となるなど、市民からの需要が高い。1階部分の824区画はほぼ完売したため、第2期事業として、2階部分の整備に着手する。
今回の工事は、コンクリートベタ打ち状態の床部分に自然石を敷き詰めるとともに、骨壷を納めるカロート内を整備。階段、電気、給排水設備なども仕上げる。区画数は6対体用376基、8体用は424基。1区画の面積は約0・5㎡。エレベーターを2基設置する。
また、別施設として設置されている、1代限りの合葬式墓地も300区画増設する。
立体墓地の設計は共同設計(さいたま市、電話048-873-5531)、施工は吾妻・山一・彩光JVが手がけた。
3階部分(第3期)は、第2期の販売状況を見ながら実施時期を検討。6体用288、8体用328区画が確保されている。
一方、緑地整備は、施設内南側の斜面林3・3haを整備。現況を極力生かしたまま、散策路などの整備にとどめる。
当初予算には、基本・実施設計、工事費合わせて1億6840万円を計上。早期に設計を委託し、年度内に完成させる。
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