業界記事

国道51号潮来BPを採択/新規道路の事業評価まとめる

2005-04-13

 国土交通省は、道路事業の事業評価結果をまとめた。そのうち茨城県関係は、新規事業採択時評価として「一般国道51号潮来バイパス」が対象。同バイパスは費用対便益が2・1と便益が費用を上回っており、渋滞損失の改善が見込まれるため事業の必要性や効果が高いと判断し、事業を採択した。
 今回の評価対象区間は、潮来バイパスのうち、潮来市小泉から潮来市洲崎までの約2・5km。全体事業費21億円、計画交通量2万6000台/日で計画された。
 同省の新規事業採択時評価では、総費用30億円(事業費18億円、維持管理費11億円)、総便益61億円(走行時間短縮便益53億円、走行費用減少便益8億円、交通事故減少便益1億)。費用対便益は2・1となり、便益が費用を上回った。
 一方で、地元潮来市が市の都市計画マスタープランに同バイパスを位置づけているほか、バイパス建設促進期成同盟会を組織してバイパスの早期整備の要望活動を継続。昨年11月には、特に渋滞が著しい新神宮橋から県道水戸神栖線までの緊急整備を国へ要望している。
 そのため、常陸河川国道事務所では、県土木部や潮来市と「潮来地区幹線道路計画検討会」を設置し、潮来バイパスの整備基本方針やルート・構造などを検討。17年度からの新規事業として事業化を図る。
 千葉市から水戸市に至る国道51号の潮来市内区間は片側1車線で、慢性的な渋滞が発生しており、51号のうち第3位の渋滞ポイントとなっている。
 また、潮来市周辺の51号では、牛堀バイパスや鹿嶋バイパスなどを整備したが、潮来市の中心市街地を通過する区間は改良が進んでいないため、事業化を計画した。計画ルートは、同市洲崎地先の現道から南側を走り、小泉地先で現道にタッチさせる。

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