業界記事
2か年継続で事業費4億6200万円/生涯学習子ども未来館は延べ2950㎡
2005-04-12
富士河口湖町の今年度一般会計当初予算は総額97億9430万円で、前年度当初より、6・0%(5億5430万円)増の規模。建設関連予算では、2か年で総額4億6200万円の継続費を設定した大嵐町営住宅建設事業をはじめ、生涯学習館子ども未来館建設工事(3億3500万円)、西湖地区整備工事(3億5130万円)、道路新設改良工事(2億7670万円)、河口湖船津地区整備事業(3億7126万円)、河口湖南部地区整備工事費(1億450万円)などを盛り込んでおり、一般会計に占める普通建設事業費には前年度当初比28・9%(5億5707万9000円)の大幅増となる24億8211万6000円を投じる。
このうち大嵐町営住宅は「まちづくり交付金」を受けて、建設するもの。同住宅は、約4200㎡の敷地に、RC造3階建て、全30戸の規模を計画。間取りは3DK(15戸)、2DK(15戸)で構成し、延床面積は約2500㎡を見込む。敷地内には駐車場(約30~60台分)や駐輪場も設置。工期は約15か月を見込み、2か年継続事業として来年12月の完成を目指している。同実施設計業務は馬場設計(甲府市塩部4丁目15-8)が担当。住宅建設工事の発注は夏頃になる模様。
生涯学習館は、同町庁舎エリア内に新たに建設する。同施設は、県産材を使用した木造平家建て、延べ面積約2950㎡弱の規模。施設の内部には生涯学習館(約2000㎡)と子ども未来創造館(約1000㎡)を備える。生涯学習館には図書館機能を中心に充実させ、子ども未来創造館には、工作室や音楽室、児童専用スペース、研修室、視聴覚室、遊戯室などを配置して、町民に児童館的な活用を考えている。本体工事の入札時期については、5月初旬の執行を見込み、約10ケ月間の工期で18年3月の完成を目指す。同施設の基本・実施設計業務は、綜合建築設計事務所・山形一級建築士事務所JVが担当した。
また、西湖地区の整備工事では、同地区にヒメマス養魚場建設、いやしの里創出事業、西湖西グランド整備、防災無線更新などを主に計画。
道路新設改良工事費については、富士登山道線建設事業、一般町道新設改良事業、勝山中央通り建設事業、河口湖インター線建設事業、農道整備事業などを主に実施する。
河口湖船津地区事業では、富士登山道線建設事業と、河口湖インター線の敷地購入のために充てるほか、小曲展望広場整備事業、七軒町ポケットパーク整備事業、河口湖駅前歩道整備事業(L80m)、大池駐車場整備事業、天上山公園整備、旧鎌倉街道整備事業、街なか石畳道整備、湖畔道整備などの工事実施を計画。
河口湖南部地区整備工事では、大嵐町営住宅を柱に、町道西支線新設整備事業(L980m、W13m)、勝山富士見線新設整備事業、富士見ポケットパーク整備事業を主に実施する予定。
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