業界記事

5~6月に本体発注/市営若尾住宅第1期建設/7階建て70戸、延べ5398㎡

2005-04-09

 韮崎市は老朽化に伴い建替えを計画する市営若尾住宅建設事業で、今年度から2か年で事業費約12億円を見込む第1期工事に着手する。第1期で建設するのは団地2棟(全120戸)のうち、1棟(70戸・RC造7階、延床面積5398㎡)。同工事については、6月定例市議会への請負契約案件の上程を照準に5月末~6月上旬頃をメドに入札準備する見通し。発注形態は建築主体、電気設備、機械設備の3分離が有力だ。
 同事業は大草地内の敷地(約1万4600㎡)に既存する住宅(簡易平家及び2階建て・112戸)の老朽化に伴い、新たな住宅団地に建替えを計画するもの。
 新たな住宅はRC造7階建てのA棟(70戸)と、同5階建てのB棟(50戸)で構成し、全120戸を整備する計画。建設工事は20年度の完成を目指し、全体を2期に分けて計画。第1期(17~18年度)でA棟を先行して建設し、2期(19~20年度)で残るB棟や、集会施設を整備する。
 昨年度には、既存住宅のうち56戸の解体工事や、市道1号線から同住宅への進入路の整備を完了。いよいよ今年度から第1期工事としてA棟の建設に取り掛かる。
 A棟は、RC造7階建て、延べ床面積5398・98㎡の規模を予定。間取りは3LDK(42戸)、2LDK(16戸)、1LDK(12戸)を備える。建物が高層となるためエレベータを1基設置するほか、設備面ではキッチンにオール電化を導入する。駐車場については市内の交通事情などを考慮し、1戸あたり2台の割り当てで全240台分の駐車スペースを確保する予定だが、第1期ではこのうち86台分の整備や、一部本体周りの外構なども整備する。第1期建設分の実施設計については馬場設計(甲府市塩部)が担当した。
 また、これに続きB棟(50戸)や集会施設などの建設を計画する2期工事は19~20年度の実施を計画しており、1期、2期をあわせた全体整備に係る事業費には24億円余りが見込まれる。

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