業界記事
最優秀者は永慈会/東滑川海浜地区コンペ
2005-04-12
日立市はこのほど、東滑川海浜地区(旧温泉利用施設建設予定地)整備事業プロポーザルコンペの最優秀者に、医療法人永慈会(日立市、永井直規理事長)を選定した。同法人と市は、8月頃までに基本協定を結ぶ方針だ。
永慈会は、永井ひたちの森病院(日立市小木津町)をはじめ、グループホームの、ひたちの森スマイルハウス高萩を運営するなど、医療福祉による社会貢献を行っている。
2月4日の応募締め切りには、永慈会や社会福祉法人愛孝会の単体2者をはじめ、グループ2者として、社会福祉法人と医療法人で構成する愛正会、(株)日立ライフと社会福祉法人北養会の計4法人が応募図書(提案)を提出。
その後、同28日に行われた最終審査会では、医療・福祉・健康の基本テーマから見て、全体的にバランスのとれていたことから永慈会が最優秀者に選ばれた。
今後、市と同法人で事業化に向けた基本協定を8月頃までに締結する。予定地は市街化調整区域であることから、許可権限の調整を国県と行いながら、施設規模や構造、機能、工期などの概要を話し合い、基本協定に盛り込んでいくもよう。
市では、9月の定例議会に基本協定の項目などを報告する方針だ。
東滑川海浜地区整備事業は、温泉利用施設整備の事業断念を背景に、建設跡地の有効利用を図るべく「医療・福祉・健康」を基本テーマとして、開発事業計画の提案を求めたもの。
東滑川町5丁目2102-1外の敷地約4・4haを対象地とし、このうち北側平坦地(約1・7ha)、温泉井周辺地(約0・2ha)、臨海部(約2・5ha)の3ゾーンに区分し、柔軟な計画を求めていた。
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