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吉田病院整備基本計画年度内の策定目指す
2017-10-24
老朽化した県立吉田病院の整備基本計画策定へ県病院局は19日、計画策定委員会の初会合を開いた。新病院の位置付けと役割、基本方針や新病院の診療機能、施設規模、建設計画、部門別整備計画などを検討し整備基本計画を策定する。
初会合では3月に取りまとめた医療提供体制等の検討会議の報告書の確認や今後の検討の方向性を協議。委員からは「県央基幹病院とバランスを考えて、吉田病院の充実を検討しなければならない」などの意見が出され、次回以降、意見を踏まえた具体的な検討に移る。
病院局では、3~4回程度の会合を予定し、年度内の計画策定を目指しているが、委員からの意見や課題を整理した上で、あらためて次回以降の日程を調整する考え。
吉田病院は、建設から40年以上が経過し、老朽化が著しく、本館棟の耐震化が未了となっている。3月にまとめた吉田病院医療提供体制等検討会議の報告書では、病院機能維持、再編による持続可能な病院運営などの課題に対応するため、病院の役割や医療機能、診療機能などのあり方についての協議結果が提示された。
【写真=基本計画を協議】
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