業界記事

小国地域の復興ビジョン作成/公共施設の早期復旧要望/長岡市の復興計画に反映

2005-04-07

 4月1日に長岡市へ編入合併した旧小国町の「中越大震災に対する小国地域の復興ビジョン」がまとまり、先月末に長岡市に提出された。同ビジョンは、震災復興に向けた小国地域の主な考え方や各分野の項目を記載したもの。今後、長岡市が策定する復興計画や基本計画等へ小国地域としての要望を反映させ、県の復興基金事業への要望としても活用する。主な要望では、利用者のニーズを把握した公営住宅建設や公共施設の早期復旧、水田・畑の復旧などを盛り込んだ。対象期間は5年間で、平成19年度までに施設整備を完了させ、20年度以降の新たな事業展開等へ繋げたい意向だ。
 主な内容は次の通り。
[全ての人にやさしい里づくり]
▽住宅の確保=<1>公営住宅は、同居世帯、一人暮らし高齢者など状況に応じた種類を利用者のニーズを把握しながら建設する<2>新築のみでなく、空き家や未利用の施設などの有効活用も目指す<3>利子補給制度等再建支援の手立ても考慮する<4>今回の地震が地盤災害だったことを考慮して、宅地復旧対策も検討する
▽生活基盤の安定=道路、河川、下水道、消雪パイプ、学校・体育施設等の公共施設の復旧を早期に進める。ただし、地震前及び今後の利用状況を勘案し有効な復旧方法を目指す
▽非常時・防災対策=外部への情報伝達手段を再検討するとともに、備蓄品の管理、避難所の施設整備等、行政の対策を再構築する。また、集落の非常時・防災に向けた計画の策定支援、必要な施設の改修及び備品購入援助等により全域に災害対策を徹底する
▽福祉・保健・医療の活動=小国地域を総括し、福祉・保健・医療の連携がとれる施設の整備等の体制を構築。医療については必要な整備を行い、非常時に対処する体制を構築する
[安全で味にこだわる食の里づくり]
▽水田・畑の復旧=水田(水路、農道等含む)・畑の復旧を早期に行い、生産基盤の確保を図る。ただし、地盤や被害の大小により段階を分けた復旧を検討する
▽野菜栽培等による地域活性化=直売所を建設して販売するシステムを農協等関係団体と協議
[もてなしの里づくり]
▽観光施設の復旧=森林公園は単なる復旧ではなく自然を活かした施設の特性を発揮できるよう公園内部を精査しながら進める。また、森林公園には宿泊設備や体験農園などを整備して中核としての設備を整えるとともに、地域内の各施設が融合する計画を検討する
[伝統技術の継承と独自技術を活かした、こだわりの里づくり]
▽資源を活かした起業=雇用の確保に繋がる企業誘致を目指すとともに、雪などの特別な資源を活かした起業の可能性を探り、復興を目指す
 なお、中越大震災により、旧小国町では道路・河川・下水道等の公的施設では93億円を超える甚大な被害を受けた。

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