業界記事

5月メドに設計入札/消防指令センター棟建設へ

2005-04-07

 朝霞、志木、和光、新座-4市のし尿処理・知的障害者更生・消防を共同処理している朝霞地区一部事務組合(管理者・富岡勝則朝霞市長)の17年度当初予算は、対前年度比0・1%減の47億5060万3000円。建設関係事業は、仮称・高機能消防指令センター棟の設計委託に1575万円、同指令システム整備の基本設計委託に101万9000円を計上した。設計業務は、5月メドに指名競争入札で委託する方針。工事は18年度に予定している。
 高機能消防指令システムの導入については現在の消防本部(朝霞市溝沼1-2-27)に指令第1課、新座消防署庁舎内に指令第2課を置く中で、施設の統合と老朽化した設備を更新するのを目的に、指令センター棟を新築する。
 建設場所は、同組合が所有する消防本部南側にある砂利敷きの駐車場。敷地面積は、目測で500から600㎡程度。建物の規模などはまだ固まっていないが、建築面積を広めに取ったRC造3階建てとし、1階の大部分を駐車場、2階と3階に司令室、会議室などを配置する考え。
 指令システム設備を除いた建物の総工費は、設計費の20倍を目安にしていることから、3億円程度が見込まれている。
 高機能消防指令システムの端末装置などの設備が設置される施設の数は、消防本部に隣接する朝霞消防署、浜崎分署、志木消防署、和光消防署、白子分署、新座消防署、片山分署、大和田分署の8か所。
 高機能消防指令システムが導入されれば、<1>固定電話からの通報は同時に地図上に発信位置が表示される<2>出動している場所から、他の現場への車両移動指示がすぐ出せる<3>聴覚障害者の電子メールやファクスにも対応できる――など、消防活動の迅速性、的確性、信頼性、柔軟性が向上される。
 一方、工事予算は、知的障害者更生施設「すわ緑風園」のエアコン更新工事に452万9000円、し尿処理場のガス攪拌ブロワーNo2改修工事に339万2000円、消防本部庁舎地下1階空気調和設備改修工事に283万5000円、朝霞消防署仮眠室改修工事に1786万1000円、和光消防署補修工事に186万9000円、携帯119番直接受信消防指令システム改修工事に567万円を計上。

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